12月24日、第58回日本学生科学賞 表彰式が行われ、「入選1等」に選抜された7年生(中学1年生)の國吉健路さんが参加しました

2015.01.09

日本学生科学賞 中央審査 入選1等
「迷路攻略のアルゴリズム」 7年 國吉 健路(くによし たける)

2014年12月24日、日本科学未来館(東京・江東区)で行われた、第58回 日本学生科学賞 表彰式に、玉川学園サイエンスクラブに所属する7年生(中学1年生)國吉健路さんが参加しました。

國吉さんは、中央審査 中学生の部(情報技術部門)で、「入選1等」に選抜されました。
日本学生科学賞は、中学生と高校生の部を合わせると、全国で6万点以上の応募があり、中央審査では全国の上位30点(中学生の部・高校生の部 各15点)が内閣総理大臣賞などの賞を受賞します。
今回、惜しくもその入賞は逃しましたが、1等はそれにつづく入選で、3年前に現在12年生のグループが3等に入選して以来の過去最高成績です。

田原 剛二郎教諭(サイエンスクラブ顧問)

國吉さんは、5年生からレスキューロボットの研究をしており、ロボカップジュニア大会でも毎年日本大会に進出し、活躍しています。
今回は、そのレスキューロボットについてまとめたレポートが入選しました。
國吉さんが研究しているロボットは、迷路のように壁に囲まれた場所を、ロボットがリモコンなどで操作しなくても自動的に走り続け、発熱している被災者を発見するレスキューロボットです。
迷路は右の壁に沿って走り続ける(右手法と呼ばれています)と必ず一周してスタート地点に戻ってくることができます。
しかしこの方法では、迷路で探さない場所も出てしまいます。もしそこに被災者がいた場合助けられません。
そこで、國吉さんは、なるべくすべてのコースを走りながらスタート地点まで戻ることができる拡張右手法というアルゴリズムをプログラムして迷路を攻略するレスキューロボットの開発を行い、成功させることができました。
この研究は、パソコンの中のバーチャルな世界だけの話ではなく、実際にロボットが動き、発熱している物体を探すことができている点が特に評価されたのではないかと思われます。
また、拡張右手法というアルゴリズムのままではプログラムが完成しなかったため、独自に通過した通路の情報なども記憶させながら迷路を攻略するプログラムを行い、迷路の攻略に成功した点が素晴らしかったです。
迷路の攻略はプログラムとしては完成していますが、実際に走っている中で、ロボットが認識している位置と実際の位置がずれてしまうことがあり、その点の改良が今後必要になります。
すでにその点を改良した研究を進めていて、超音波を使って遠い距離まで調べることで、座標のズレをなくしていこうと検討中です。
今後の研究の発展がとても楽しみです。