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2018年・春 麻しん(はしか)についての注意

新聞報道などによると、厚生労働省は、大型連休を前に麻疹(はしか)の感染拡大に警戒を強めています。沖縄県では、本年3月に海外渡航者(アジア地域)から広がった麻しんの流行が今月まで続いています。

これまで麻しんに罹ったことがなく、かつ、これまでに2回の麻しんワクチン接種を受けていない場合(または確認できない場合)は、麻しんに対する免疫力が十分ではない可能性があります。玉川大学・玉川学園の児童や生徒・学生は、入学時に予防接種が済んでいることを保護者に確認し、必要な場合抗体検査や予防接種を推奨しています。麻しんの情報に留意し、学校現場での麻しん患者発生・流行などがないように心がけましょう。

麻しんの初期症状はかぜの症状と似ており、特徴的な皮疹が出現するまで数日がかかるため、早期に確定診断するのは困難です。免疫力不十分の可能性があり、流行国(アジア・アフリカ地域など)や流行地への旅行後にかぜ症状が出現した場合は、もよりの医療機関に相談し、受診してください。また、早めにワクチン接種が必要と思われる場合は、医療機関にご相談ください。

注意喚起

5月8日に町田市内で麻しん患者が発生しました。
麻しんは感染力が強く空気感染するため、免疫がない場合はほぼ100%発症します。免疫獲得には、2回の予防接種か、過去の罹患歴が必要です。

麻しんの初期症状は38℃前後の発熱や、咳・鼻水という風邪のような症状で、医療機関(診療所など)で感染が広がることがあります。保健センター 健康院は、学校での感染や感染拡大を阻止するため、受診者に対して以下のような措置を取ります。

  1. 麻しん特有の発疹がある方、及び、38℃程度の発熱者で麻しん予防接種を2回受けていない場合は、直ちに帰宅を勧める。
  2. 帰宅後は、自宅近隣の医療機関(かかりつけ医など)へ、電話連絡の上受診していただく。
  3. 必要な場合、連絡票(健康院を受診し、帰宅が必要と判断されたことを証明するもの)を後日発行する。
  4. 万一、麻しんであったことが判明した場合は、当院にもご連絡をいただく。

以上、学校での感染症危機管理のため、ご理解とご協力をお願いいたします。

続報  2018年5月28日掲載

5月8日に町田市内で発生した麻しんは、その後二次感染者の発生はなく、潜伏期間の約2週間を過ぎました。 5月11日に掲示した保健センター 健康院の診療体制は、5月28日より通常どおりに戻します。

麻しんの初期症状は風邪と似ているため、数日後に麻しん特有の皮疹が出るまで診断が困難です。また、麻しんは感染力が強く空気感染するため、手洗いやマスク着用のみでは感染予防ができません。予防としては、ワクチンの2回接種が重要です。日本では、以下のように定期予防接種制度が定められています。

第一期接種:生後12か月から24か月に至るまでの間

第二期接種:小学校入学前1年間の幼児期

なお、これらの時期以外であっても、1歳以上で通算2回の予防接種を受けている場合は免疫があり、麻しんにかかることはまれとされています。予防接種歴は母子手帳や接種証明書で確認することができます(通常麻しん・風しん混合ワクチン“MR”と記載されています)。各学生においても、今一度接種の確認をしてください。

保健センター 健康院では、今後も引き続き麻しんについて情報を発信し、感染者発生について注意を行っていきます。

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