2018年・秋 インフルエンザの流行と予防

今年も本格的なインフルエンザの季節が近づいてきました。国立感染症センターの報告によると、昨年の流行は例年より少し早く、11月下旬から始まっています。さらに、累積患者数は例年を大きく上回り、特に15歳未満の割合が高くみられました。昨年はインフルエンザ予防に重要なワクチン(予防接種)が不足したことも記憶に新しいところです。現在も昨年ほどではないものの、例年通り患者報告数が増え始めています。

ワクチン接種の効果および接種時期

ワクチン接種は、発症をある程度抑え、重症化を予防する効果があるため、現在高齢者や基礎疾患のある方、また医療・介護従事者には積極的に勧められています。
学校法人ではインフルエンザ集団感染による社会的影響・損失を生じる率が高いことはいうまでもありません。本学園教職員にも、個人の意思と責任によるインフルエンザワクチン接種を推奨いたします。ワクチン株と流行株が一致している場合には、65歳以下の健常成人での発症予防効果は70~90%です。
最近ではグローバル化により季節外れのインフルエンザ発症も多くみられますが、通常日本では、インフルエンザは12月~3月頃に流行します。ワクチン接種による効果が出現するまでに2~3週間程度を要することから、11月中旬までにワクチン接種を終えることが望ましいと考えられます。なお、個人差があるものの、ワクチンの効果は5ヶ月程度持続します。

日常生活でできる主な予防策

  1. 十分な休養・栄養・水分をとり、規則正しい生活を送る
  2. 人ごみや繁華街への外出を控える
  3. 適度な室内温度・湿度・換気を心がける
  4. こまめな手洗いとうがいの励行

インフルエンザにかかった場合

療養期間は発症後5日を経過し、かつ、解熱後2日を経過するまでを目安とし、医師の指示に従って自宅療養してください。

これからは重要な行事なども多い季節です。インフルエンザは個人だけの病気にとどまらず、学校や社会で予防することが大切です。インフルエンザにかかってしまったら、早めに治療してからだを休めることはもちろん、他の人にインフルエンザをうつさないように行動しましょう。