玉川大学北海道弟子屈農場 美留和晴耕塾

玉川大学北海道弟子屈農場は、阿寒国立公園内にある摩周湖と屈斜路湖のほぼ中間に位置し、雄大な自然に囲まれた施設です。玉川がこの用地を取得したのは1972年ですが、当時小原哲郎先生は、同窓会報39号に掲載された『学長就任記念対談』の中で、「…今、北海道に35万坪近い土地を購入した…何もない荒地へ行き、己が精神力を問うてみるなり、肉体の限界を試してみるなり、あるいは思索の場とするなりもいいでしょう。それは、今すぐには役立たないかも知れませんが、何十年か後に、必要になるのではないかと考えるわけです。…」と述べています。
それ以来40年以上にわたり、主に農学部が「全人教育」の理念に基づくフィールド実習の場として利用してきました。これまでに大勢の学生が、この地で土に光に、植物に動物に、そして大自然へ向けられた学修テーマに主体的に取り組み、努力したその先にあるものが何なのかを自らの目で確かめ、「夢」を追うことこそが、人が人として美しく生きるための基本であることを学んできました。
そして、この北の地に新たに宿泊機能を備えた施設が誕生しました。「美留和晴耕塾」という名称は、北海道弟子屈の地と晴耕雨読に通じる日本人としての基本を大切にしたいという思いから命名されました。この施設は、十分な断熱性能が完備されているため、年間を通しての利用が可能となり、学修のチャンスは格段に広がります。 「雄大な自然は、それ自体が偉大な教育をしてくれる」という言葉を、利用者の一人ひとりが、一生心に残り続ける学修体験の場として「玉川の特色ある教育環境」の一つとなることが期待されています。

所在地:北海道川上郡弟子屈町字美留和439番1

建築コンセプト

北欧の冬は太陽が真上には昇らず、水平線の少し上を平行移動して沈んでしまいます。寒さも厳しく、人々は家の中にこもることを余儀なくされます。そこで発達したのが、いかに家の中を明るく暖かく、居心地の良いものにするかという知恵です。
「美留和晴耕塾」においても、冬の日照時間は短く、寒さも厳しいため、暖かみのある北欧風のデザインをモデルにしました。

構  造 鉄筋コンクリート造 2階建
建築面積 464.70 m2
延床面積 672.46 m2

インテリアコンセプト

明るさ: 明るいホワイト系のライトカラーを基調とした内装にすることで、室内全体を明るい雰囲気にします。

ぬくもり: 自然なぬくもりの感じられる木質系部材と、アースカラーの家具をアクセントに、やわらかな照明で暖かさを感じさせます。

シンプル: ホワイト系と木質系のシンプルで洗練された組み合わせが、モダンでスタイリッシュな雰囲気を醸し出します。

1階

風除室
エントランス
事務室
ダイニングキッチン
自習室兼食堂
ラウンジ
暖炉
脱衣室
浴室
多機能トイレ
女子トイレ
男子トイレ

自習室兼食堂 40席 / キッチン(IHクッキングヒーター) 8席 / 男子脱衣室・浴室・トイレ / 女子脱衣室・浴室・トイレ / ダイニング・ラウンジ(薪ストーブ) / 食品庫・倉庫 / 事務室

2階

宿泊室(女子)
宿泊室(男子)
洋室
和室
ロッカー・荷物置場

子宿泊室(2段ベット) 16人 / 女子宿泊室(2段ベット) 16人 / 男子個人ロッカー・荷物置場 / 女子個人ロッカー・荷物置場 / 男子トイレ / 女子トイレ / 和室(8畳) 2部屋 / 洋室(8畳) 2部屋

寒冷地対策(室内環境)

美留和晴耕塾周辺の観光名所

屈斜路湖[施設から約6km]

日本最大の屈斜路カルデラのなかに横たわる巨大なコバルトブルーの湖。周囲57km、面積79.3km2、最大深度117.5mの日本で6番目の大きさを誇る湖です(カルデラ湖で1番)。湖心に浮かぶ中島は、淡水湖内では日本一大きい島で、周囲12km、面積5.7km2もあります。冬期には毎年400~500羽の白鳥が羽を休めに訪れます。

摩周湖[施設から約20㎞]

周囲20km、面積19.2km2の、カルデラ湖としては日本国内で6番目に大きな湖です。海抜351mの湖岸から急角度で立ち上がる火口壁は150~350mもの高さに至り、その斜度は平均45度もあります。湖の最大水深は211.4mで、世界一級を誇る透明度と、この水深が相まって、深い青色の湖水を作り出しています。

硫黄山[施設から約15㎞]

明治19年に約1万400tを採鉱し、全道一の硫黄鉱山を誇っていました。明治20年、北海道で2番目に早く鉄道を引き、近代的な精練所を整え、大量に輸送することができるようになりました。しかし、明治29年には、大量採鉱と大量輸送によって硫黄資源は枯渇してしまい、採鉱を休止。当時、弟子屈町の発展に大きな功績を残した山でした。

弟子屈農場 美留和晴耕塾 動画

関連リンク