いち早く社会を知る 学科独自の職業体験

2010.09.25

卒業後、社会に貢献できる人になるために。
経営学部観光経営学科では、独自のインターンシップ制度を導入。
学生が将来の目標や課題を明確にできるよう、
2年生から職業を体験できる機会を設けています。

「働くこと」を見すえて、学びの目的を明確に

玉川大学の観光経営学科がめざすのは、観光やイベントの現場で活躍できるエキスパートの育成。その目標を達成するために、学科独自の実践型プログラムで専門スキルを培っています。

なかでも特徴的なのが、2年生から始まるインターンシップ。早い段階から「働くこと」を意識することで、将来の目標や学ぶ目的、自らの課題などを自覚し、その後の学習意識を高めることができるのです。

2年生のインターンシップは夏休みを利用して行います。イベント業、宿泊業、旅行業など自分の興味に合わせて業種を選び、2週間程度職場を体験。今年は58名の学生が17の企業にお世話になりました。

「FC町田ゼルビア」の運営・広報に挑戦


インターンシップに参加した加川佑香さんと森山健司さんの研修先は、株式会社ゼルビア。東京都町田市をホームとする地域密着型のサッカークラブ「FC町田ゼルビア」を運営する企業です。FC町田ゼルビアはJリーグ昇格をめざす本格的なクラブチーム。観客動員や地域貢献など、さまざまな課題に取り組むイベント業の現場を体験しました。

たとえば観客動員のために、地域にどういう人が住んでいてどういう広報活動をすればいいのかを考える「商圏調査」という業務があります。加川さん・森山さんは相模原周辺を調査し、次の試合での集客予測をしたり、駅の電子看板の費用対効果を計算したりしました。

森山さんは、「イベント業に興味があったのですが、具体的に何をやればいいのかうまくイメージできていませんでした。実際に社員の方と一緒に働いてみて、だんだんと仕事のイメージができてきました」と体験を振り返ります。

選手と一緒に地域貢献活動に参加

インターンシップ3日目のこの日は、地域への貢献活動としてホームタウンの駅前の清掃活動に参加。地域密着型のサッカークラブにとって、地域への貢献はとても大切な業務です。駅周辺の公園や植え込みのゴミを、選手と一緒に約1時間かけて収集しました。

清掃に参加した川邊裕紀選手は「地域にある大学の学生と一緒に活動できる良い機会。地域貢献の大切さを実感してもらい、一緒にこの街を盛り上げていきたい」と話します。さまざまな人と交流できるインターンシップは、仕事を体験するだけでなく、地域社会を考えるきっかけにもなっているようです。

仕事を体験することで必要なことが見えてくる

将来は広告業界で働きたいという加川さんは、次のように語ります。「観客動員ひとつをとっても、ただお客さんを呼べばいいわけじゃなく、チケットの金額ごとにそれぞれ別のアピール方法や対象設定を計画するなど、いろいろな戦略が必要です。そういったことに、このインターンシップで初めて気づきました。『どうすれば効果的か』を積極的に考えられるようになれば、将来めざしている広告の仕事でも、きっと役に立つと思います」。

このように、早い時期のインターンシップで職場のイメージや、仕事に必要な姿勢に気づくことができれば、その後の学びがもっと確かなものになるはずです。