体育祭を支える 教育学部生の活躍

2010.10.25

玉川学園の児童・生徒・学生が一堂に会する体育祭。
その華やかな表舞台を支えているのは、
それぞれの夢に向かって努力を重ねる
学生たちのひたむきな姿でした。

華やかな体育祭を支える大学生たち

10月16日、今年も盛大に行われた玉川学園の体育祭。幼稚園児から大学生までが力の限り競い合い、練習を重ねた演技を披露しました。

このように大規模な行事を無事に行うためには、運営する人たちの大変な努力が必要です。実は、玉川学園の体育祭の運営を支えているのは、教育学部で体育の教員免許取得を希望する学生。

3年生を運営のメインとし、2年生がそのサポート役、4年生は体育祭に参加する1年生の演技指導と、全員参加で準備に取りかかります。

将来のために、またとない経験を

彼らがこの役目を担うのには理由があります。将来、体育の教員になれば、学校の運動会などの行事を取り仕切るのは体育教師の仕事。学生のうちにその現場を体験しておけば、必ず役に立ちます。しかも、玉川学園ほどの規模の行事運営に携わる機会は少なく、これは貴重なチャンスでもあります。

仕事は〈進行〉〈招集〉〈記録〉〈準備〉〈総務〉の5つのセクションに分かれていて、それぞれのリーダーを中心に自主的に進めます。教員は安全面の注意やアドバイスをするのみ。運営の中心は学生なのです。

体育祭に懸ける学生たちの想い

体育祭が近づいてくると、準備は夜遅くなることも。会場づくり、プログラムの確認、当日のリハーサル、安全面の点検など、仕事は山のようにあります。クラブ活動と両立し、準備にあたる学生も少なくありません。

そんな学生の一人、〈総務〉のリーダーでラクロス部の佐藤麻衣子さんは、「朝は4時半に家を出てラクロス部の朝練。そのあと体育祭の準備を夜の10時くらいまで行います。大変だけど、良い経験だし、体育祭を成功させるためならがんばれます」と話します。

同じく〈総務〉のリーダーである佐野裕基さんは、「玉川大学の体育祭は先輩たちが作ってきた伝統ある行事。歴代の先輩たちが築いてきたものを守りながら、それに負けないような行事にしたい」と意気込みを語ってくれました。

それぞれの経験が、夢と成長につながる

〈記録〉のリーダー、片山紗貴さんは、「授業だけでなく、部活や生活指導など、生徒のことに親身になってくれた中学のテニス部の顧問の先生に憧れて体育教師を目指しています。〈記録〉の仕事はスケジュールや得点の確認など、みんなのサポート。そういう細かいところに気付ける力を身に付けたいです」といいます。

また、「これだけの規模の行事運営が経験できるのは玉川大学だけ。なかでも〈招集〉は当日の安全確認なども大事な仕事です。計画性やリスク管理能力など、体育教師だけでなく、一般社会でも役立つ力も身に付くと思います」と話すのは〈招集〉のリーダー、髙橋健太朗さん。この経験が、それぞれの夢に向かう力を育んでいるようです。

体育祭が無事終了すると、号泣して成功を喜ぶ学生の姿も。準備に携わった学生は、団体行動に積極的に取り組むようになり、遅刻もほとんどしなくなります。この経験は、体育教師としての実務面を学ぶだけでなく、彼らを人間として一回りも二回りも成長させてくれるのです。