環境への取組み

学術研究所

ソフトエネルギープロジェクトとして、ゼロエミッションを目指すエネルギー研究に力を入れています。太陽光の効率的利用や風量の研究に関してのプロジェクトによる活動を展開し、全学園で取り組めるテーマを設定しています。

ソーラーカーチャレンジプロジェクト

このプロジェクトは玉川学園の太陽エネルギ-利用技術の研究についての全学園プロジェクトとして発足しました。「ソーラーエネルギーの有効利用」を基本テーマとして、単に学術研究にとどまらず、児童・生徒の教育題材として、環境問題、エネルギー問題についての教育効果が期待されるプロジェクトです。目玉でもあるソーラーカーは、これまでに国内外のソーラーカーレースに挑戦し、優秀な成績を収めています。さらに太陽電池と燃料電池を組み合わせたハイブリッドソーラーカー「アポロンディーヌ号」を開発し、2003年(平成15年)にはオーストラリア大陸4,000kmを横断して注目を浴びました。また、このシステムに使用する水素を、こちらも再生可能エネルギーであるバイオからつくる研究に取り組み、2008年には廃糖蜜を餌に水素菌によるバイオ水素発酵による走行実験に成功しました。
玉川大学チームは、JISFC/WSR(全日本学生ソーラーカー&FCカーチャンピオンシップ/ワールドソーラーカーラリー)に1997年から2011年まで、計15回参加しています。そして、2009年から3年連続で、総合優勝を果たすことができました。また、持続可能な社会を構築するために役立つ技術やシステムの実験などを目的として2011年に新たに設置された「グリーンフリート部門」において、バイオ水素四輪車がコンセプト賞を受賞しました。

植物工場研究施設・宇宙農場ラボ


植物工場研究施設では、都心のビルでも地下室でも作物が栽培できる新しい農業技術の開発を目指し、無農薬で安全な作物生産の実証実験を行います。またそれを広く紹介するための情報発信施設の役割を担います。
室内には多段式水耕栽培システムを設置し、植物栽培用に世界に先駆けて開発したダイレクト水冷型ハイパワーLEDパネルを光源としたシステムを構築しました。これは、波長制御がしやすいというLEDの特長を活かしながら、きわめて高い光出力とLEDチップの耐久性を両立させた技術で、植物工場における非常に実用的なシステムです。天候に左右されず、効率的で安全な作物生産ができるこのシステムは、食料不足が予想される将来、世界的に必要不可欠な技術と考えられています。
宇宙農場ラボでは、植物工場における要素技術を活用して、宇宙ステーションや火星などの惑星基地において作物を栽培できるシステム開発を行います。ここでは植物にとって擬似的な無重力状態におけるLED光源栽培装置や、大気圧の10分の1以下の低圧下での水耕栽培システムを設置し、仮想宇宙空間における作物栽培の研究に取り組んでいます。

風車コンテスト

風車プロジェクトは、ソフトエネルギープロジェクトの一環として行われるものです。このプロジェクトでは、毎年「風車コンテスト」として、風車の性能およびデザインのコンテストを行い、エネルギーとしての風を考える機会を設けています。K-12から大学まで幅広い応募があり、毎年様々なアイデア風車が登場します。この試みは単にエネルギー開発という部分にとどめず、「エネルギーや環境」というテーマに幅広い年代がチャレンジするという教育目的が含まれ、全学的にエネルギーを考えるプロジェクトとして、日常の教育活動・研究活動への展開をも視野に入れています。

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