玉川学園9年生から12年生の「ペガサス祭2016」が開催されました

2016.11.01

毎年大がかりな催し物や展示、発表で楽しませてくれる「ペガサス祭」。今年も高学年の生徒がパワー全開に玉川の丘でにぎわいました。その一部をご紹介します。

玉川の丘で充実した学園生活の様子を披露する年に一度のイベント

9年生から12年生では毎年9月、クラス活動、自由研究、部活、委員会など日々行われている活動の発表の場として、「ペガサス祭」を開催しています。今年のテーマは『一伍一会』。一生に一度の出会いという意味の「一期一会」の「期」を、仲間を意味する「伍」に変えて、「一人ひとりがペガサス祭のために集まり、一生に一度だけしか経験できないペガサス祭を創り上げる」という想いが込められています。
今年度の「ペガサス祭」について、長谷部啓教育部長(9-12年)は、「ペガサス祭は知性と感性が切磋琢磨する競争の場です。今回は自由研究の非常に完成度の高い研究発表から、ミステリーサークルや遊園地のコーヒーカップを教室内に創り上げた体験型の展示物まで、多彩な催しものが揃いました。いずれも、日々の学習や学園での体験、感動を伝える力作で、お年寄りから子供まで幅広く満足していただけるようにと、生徒なりに工夫を盛り込んでいます。ご来場の皆さまにもきっと楽しんでいただけることと思います」と話しました。

初日の17日は、時折陽が射し、イベント日和の好天に恵まれました。記念グラウンドで開会式を皮切りに、高学年校舎、サイテックセンターなどで、催し物や展示、発表が始まり、生徒の家族や友達が大勢来校し、玉川の丘が一段とにぎやかになりました。
高学年校舎へ通じる階段を下りて行くと、大きな円形の吊り看板が目に飛び込んできます。お茶の入った抹茶茶碗を上から見たモチーフに、今年のテーマ『一伍一会』の文字。直径4メートルもあるこの和風イメージの看板は、これまでのペガサス祭で一番の大きさです。吹き抜けのスペースには今年度のモニュメントを設置。吊り看板の抹茶茶碗につながる茶室をイメージしたもので、複数の出入り口から人々が集い、中にしつらえた円台は、どこに座っても人の顔が見えるように工夫が施され、「和風」と「和やかなつながり」を融合させた、テーマにふさわしいモニュメントになりました。

そして、吹き抜けを進むと階段を観客席にした野外ステージになります。ここではダンスや英語劇、弦楽器と美声のコラボなどの出し物が催され、席をびっしりと埋めた観客が声援を送ります。デンマーク体操部のメンバーによる実演では、部員のキレのある演技に盛大な拍手が、バレエ経験者の生徒とOBがペガサス祭のために結成した「玉川バレエ団」のステージでは、オーケストラ部の管弦楽をバックにダンサーたちが華麗な踊りを披露し、有志の先生方による演技には笑いの和が広がっていました。どのステージにも観客の大きな歓声が鳴り響いていました。

来場者の歓声に包まれた「ペガサス祭」の2日間

教室展示では、ペガサス祭実行委員会の厳正なる審査を通過した内容が並び、高校の文化祭としてはレベルの高いものとなっています。玉川学園が掲げる「自学自律」の精神を具現化する「自由研究」では、7年生から教科学習や芸術、スポーツ、語学など広い分野からテーマを一つ決め、生徒が自発的に1年間を通して研究に取り組んでいます。10年生から12年生にとって、より深い学習をベースにした研究内容で、ペガサス祭は研究過程のちょうど中間発表の時期に当たり、前半期までの成果を振り返りと、後半期に向けての取り組みを考えるきっかけになっています。 玉川学園はプラネタリウム「スターレックドーム」を備え、児童・生徒・学生の学修に役立てていますが、そのスターレックドームでは「プラネタリム番組制作研究」のメンバー制作の番組、「星座をたどる旅」「惑星の旅2016」が上映されました。2番組とも生徒たちが自主制作したもので、高性能の機材を十分に活用し、ナレーションも分かりやすく見ごたえのある内容でした。「フラワーデザイン研究」では、「タイムスリップ」をテーマに生け花作品を展示。男子生徒も含めて豊かな発想で難しいテーマに挑戦していました。「企業研究」では、全国でもめずらしい高校生による企業『freecious』による玉川学園キャンパスグッズの販売、来場者の人気投票を取り入れての次期商品の開発など、“売れる商品づくり“への情熱が随所に表れていました。

プラネタリウム番組制作研究
フラワーデザイン研究
企業研究

「航空機研究」では、各メンバーが研究テーマに基づきポスター発表を行いました。なかでも日本の航空史上最大の惨事となった「日本航空123便墜落事故」を検証した研究は、優秀な研究に対する学内の表彰で2015年度の銀賞を受賞しています。このほかに、文部科学省指定の「スーパーグローバルハイスクール(SGH)」の活動「グローバルスタディーズ」の紹介では初のヨーロッパ研修旅行の発表、「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」のプロジェクト「ミツバチ研究」の一環としてミツロウのキャンドル作り体験のコーナーを設けていました。

航空機研究
グローバルスタディーズ
SSH

クラブ活動でも、各クラブが活動をアトラクションなどで披露しました。「美術部」は宮沢賢治の童話作品「銀河鉄道の夜」を切り絵で紹介。暗い空間に繊細に切り込まれた絵が浮かび上がり、作品の独特な世界観を表現していました。
クラスによるアトラクションでは、12年大雪組・吾妻組の「TMGW IN THE DARK」に2日間を通して行列が絶えませんでした。これは、4年前に筑波大学付属高校2年生が初めて製作し、全国的に広がりを見せているもので、暗い教室の中で遊園地の「コーヒーカップ」を回すアトラクションです。安全を配慮した組み立てには、とても苦労したそうですが、教室でスリリングなアトラクションが楽しめるともあって、終日来場者の歓声が沸きあがっていました。

TMGW IN THE DARK

玉川の丘で学ぶ生徒たちの日々の一端を“見て”“聞いて”“触れる”「ペガサス祭」。学園生活が無限の可能性を秘めていることを体感できるイベントです。生徒たちの活き活きとした表情からも充実した学園生活が伝わってきます。