玉川大学卒業生で芥川賞作家の村田沙耶香さんが来校

2017.02.08

2016年8月に第155回芥川賞を受賞された村田沙耶香さんは、2002年に文学部芸術学科芸術文化コースを出られた「玉川大学の卒業生」です。受賞作『コンビニ人間』は累計発行部数50万部(2016年11月14日時点)と人気が続いています。村田さんは2017年1月12日、卒業後15年ぶりに母校玉川の丘を訪れ、小原芳明学長と対談を行いました。

なお、この対談の模様は、株式会社文藝春秋発行の月刊誌『文藝春秋』3月号(2月10日発売)に掲載。

朔風館2階の横断幕をバックに

キャンパス内を見学して次々とよみがえる、学生時代の思い出

小原学長との対談前に、村田さんを「大学教育棟 2014」へご案内しました。正門からの眺めに、「当時は池の手前に木立ちがあって、こんなにすっきりとは見えませんでした」と驚き、朔風館前の3本のツリーを見て「クリスマスのイルミネーションが点灯する前に、女子生徒たちがハンドベルの演奏をしていたのを思い出しました」と、記憶が鮮明によみがえったことに声を上げていました。

「大学教育棟 2014」の2階、教育学術情報図書館へ向かいました。企画展示コーナー『mediashowcase』では、村田さんの芥川賞受賞記念として、デビュー作からの著書が展示されているのをご覧になり、「年代順に並べてくださって、しかも本屋さんのポップのようにコメントも書いてくださっていますね、素敵なコーナーでうれしいです」と笑顔を浮かべていました。

自身の著書を手に取る村田さん
教育学術情報図書館 館長と並んで

そして、個人学修席『Cubicle』を見た後、約85万冊を収蔵できる自動書庫のスピーディーな動きに目を瞠り、「すごい! 学生の頃は図書室が分散していたので、図書の貸し出しが数日かかったように思います」と当時と現在の違いに驚いていました。そして、村田さんの学生時代の図書室の記憶と重ね、「古いけれど静かな雰囲気が好きで、よく利用していました。でも新しくて立派な図書館もいいですね。とっても恵まれた環境ですね」と羨ましげな様子でした。そして、3階・4階のラーニング・コモンズで、学生が熱心に勉強している様子を見学しました。

「大学教育棟 2014」内を見学する村田さん

対談終了後は、キャンパス内の思い出の場所をご案内しました。学芸員の資格取得のため授業で教育博物館へ来ていた時のこと、体育祭で学年ごとに演技を披露するためにクラスの仲間と一生懸命練習していたこと、屋内プールでの体育の授業のことなど、次々と大学時代のさまざまな場面を思い出しては懐かしんでいました。

村田さんと小原芳明学長との対談
「大学教育棟 2014」4階 『聖体の論議』陶板前にて
懐かしい校舎を訪れ、在学生の「作品展」を見学

現在もテレビ、ラジオ、雑誌に頻繁に登場して大活躍中の村田さん。4月には教育学部・文学部の新入生に向けて講演を予定しています。どのようなお話を聞かせてくださるのか、楽しみです。