芸術学部1月28日の成田市文化芸術センター「スカイタウンコンサート」を終えて

2017.02.22

成田市と玉川大学が共同で開催した「スカイタウンコンサート」。芸術学部パフォーミング・アーツ学科の卒業生と現役学生によるアンサンブル「情熱のラテン音楽」は、満員のお客様の笑顔であふれ、大成功のうちに幕を閉じました。

観客も参加してラテン音楽を堪能したコンサート

成田市文化芸術センターでは、1,2か月ごとに「スカイタウンコンサート」を開催しています。1月28日、玉川大学芸術学部パフォーミング・アーツ学科の卒業生と現役学生によるアンサンブル「情熱のラテン音楽」と題したコンサートが開催され、会場は満員の観客で埋まりました。アンサンブルを組んだのは、成田市出身の芸術学部パフォーミング・アーツ学科卒業生でギター担当の染谷匡紀さん(2010年卒)、同じく卒業生でピアノ担当の飯島恵梨佳さん(2015年卒)、ピアノ・クラリネット担当の原聡実さん(2015年卒)、パーカッション担当の竹井萌さん(4年生)と柴崎仁志さん(3年生)の5名です。ピアノとギター、クラリネット、パーカッションというアンサンブルはめずらしく、“マシュ・ケ・ナダ”“イパネマの娘”など全14曲を演奏しました。それぞれのソロパート、パーカッションだけの曲、鳥をモチーフにしたスライドホイッスルでの演奏、観客と一緒に歌う曲目など、観客を惹きつける構成で進行。手拍子、足拍子が自然に起こり、舞台と客席が一体となったコンサートはたいへんな盛り上がりをみせました。アンサンブルのメンバーにコンサートの感想を聞きました。

染谷 匡紀さん

バンドマスターの大役をいただき、本番ではお客様の温かい雰囲気のおかげで、練習以上のパフォーマンスができたと感じています。それぞれが異なるバックグラウンドの中で、いかにメンバーの長所を活かしつつ、まとめるかという点で苦労したことも、今となってはよい思い出です。とくにトークセクションは難しく、演奏を聴いていただくだけでなく、観客が心から楽しめるようなトークの展開は今後の課題だと思っています。これからもメンバーの得意なジャンルにこだわることなく、ボーダレスな演奏を披露して、たくさんの方々に音楽を楽しんでいただければと思っています。

飯島 恵梨佳さん

今回の演奏会は、卒業生と在学生で結成されたメンバーということもあり、限られた時間の中で練習をすることの大変さを痛感しました。うまくまとまらない時もありましたが、皆で試行錯誤をしたことは、今後に活きる勉強となりました。また、楽器の組み合わせに新鮮さがあり、当日は会場中がとても温かい雰囲気に包まれ、私たちも楽しみながら演奏をすることができました。演奏会終了後、お客様から「これからも頑張ってね」とお声がけいただいたことがとてもうれしく、心に残っています。今後も皆様に「聴きにきてよかった」と感じていただけるよう、自己研鑽に励んでいきたいと思います。

原 聡実さん

久しぶりに大学時代の仲間たちと演奏することができて、光栄でした。仕事と両立させ、習志野市から片道2時間かけて練習に参加するのはなかなか大変なことでしたが、クラシックと異なるアレンジで音楽を作っていくことは楽しい時間でもありました。今回のラテン音楽をテーマにした演奏会は、私にとって初めてのことばかりでした。クラリネットを吹き、歌い、ピアノを弾くなど、貴重な経験ができました。何よりお客様にも楽しんでいただき、このアンサンブルに参加できて本当によかったと思っています。

竹井 萌さん

学外でドラムを演奏する機会はあまりなく、しかもプロ演奏者として活躍されている卒業生との共演でしたので、緊張の連続でした。それでも笑顔で演奏していれば聴いてくださるお客様にも伝わるだろうと笑顔を心がけました。お客様が自然に手拍子を打ってくださったり、口ずさんでくださるなど音楽を楽しんでいる様子に、こちらが感動しました。日常の練習では観客を意識することはなかなかありませんが、やはり人に届けて、初めて音楽があることを今回のコンサートを通じて改めて実感しました。人と音楽のつながりを再確認する時間になりました。卒業後は小学校の教員になりますが、この学びを活かしていきたいと思っています。

柴崎 仁志さん

練習回数は少なかったのですが、プロ演奏者の先輩や指導の先生方からアドバイスをいただき、本番ではお客様が自然と笑顔になり、本当に楽しい演奏会になりました。今回のように先輩方や先生と一緒に演奏曲を選び、進行も決めていくなど、コンサートを一から作る経験は初めてでした。試行錯誤しながらの練習でしたが、他では決して味わうことのできない貴重な経験をさせていただけたと思っています。ハンドパーカッションが大好きで、今回はカホンという打楽器をメインに担当して思いきり演奏させてもらえました。ですが、お客様の前で演奏するにはまだまだ力が不足していると感じ、より一層練習を重ねていきたいと思いました。

学外の演奏会で感じ取る、心と心をつなぐ音楽のすばらしさ

指導陣を代表して、芸術学部パフォーミング・アーツ学科の小佐野圭教授がコンサートについて総括しました。

今回のコンサートは、玉川大学卒業生であり成田市出身でリオデジャネイロオリンピックの女子マラソン日本代表の田中智美さん(所属:第一生命グループ女子陸上競技部)をご縁に、成田市文化芸術センターよりお声がかかり、玉川大学芸術学部パフォーミング・アーツ学科の卒業生と現役学生とのアンサンブルの演奏を実現することができました。また、私たちが勉強している音楽をそのまま披露する演奏会ではなく、昨夏のリオデジャネイロオリンピックに関連した「ラテン音楽を」というご要望にお応えした「お客様主導型」のコンサートであり、現役学生にとってはほとんど機会のない形式となりました。プロの演奏者として活躍する卒業生3名と力を合わせ、しかもピアノとギターとパーカッションというめずらしいアンサンブルの形態で、練習回数が少ないながらも、本番ではお客様に楽しんでいただけたコンサートになったと思います。それぞれキャラクターが異なる演奏者5名が、自由に楽しく演奏し、トークにも挑戦して、お客様と一体になったアットホームな雰囲気を創り出してくれました。終演後にはお客様から「とてもよかった」「また聴かせてほしい」とたくさんの声を頂戴しました。また、会場に田中智美選手のご両親もお越しくださり、温かい拍手を送ってくださったことに大変感謝いたしております。

このような機会を利用して、学外で演奏を行うことで日常の学びがより深まると、その意義を感じました。お客様の反応をみながら、求められているものを演じることの意味を、それぞれが感じ取り、自己研鑽に活かしてほしいです。また、成田市から今後の定期的なコンサート開催のお話をいただいています。これからも学外での活動にも力を入れ、学生の学びに活かしていきたいと考えています。

当日の模様を含め小佐野教授と学生のインタビューをお届けします。

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