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【昨年度を振り返って】興味を深めることで学び方や将来の目標を見つける。5~8年生の学園展が開催されました。

2017.04.07

3月4日(土)・5日(日)、5~8年生の学園展が中学年校舎、サイテックセンター、アートセンターを中心に行われました。今年度のテーマは「未来へ発信しよう」。生徒たちは自分の好きなことや探究したいこと、新しく挑戦したいことなどを決めて、自由研究やクラブ活動の中で1年間取り組んできました。今回の学園展のテーマには、そうした成果を発表するだけではなく、きちんと受け手に伝える力を身につけようという想いが込められています。

生徒たちのその想いは、「発進」と「発信」からイメージされたエントランス部分の機関車のモニュメントにもよく表れています。奥には「玉川学園展」と書かれた駅名板があり、現在から「未来」へと向かっています。そして校舎に一歩足を踏み入れると、どの教室でも生徒たちによる研究レポートや、力作を見ることができました。
たとえば「調理」の自由研究を発表する教室では、生徒一人ひとりが調理方法や食材について調べ、実際に調理した料理が展示されています。今回「チキンと大豆のトマト缶煮」に挑戦した8年生の生徒は、豆について詳しく調べてきたそうで、以前は味噌造りにも挑戦しました。このように長期間にわたって取り組んだ成果を見られる点が、この学園展の特長の一つです。
この他にもプロジェクションマッピングに挑戦した「情報」、ラグビーにおける日本と南アフリカ選手のタックルの違いなどの独自の視点が印象的な「スポーツ科学」、サイテックセンターの3Dプラネタリウムを操作して星空の解説を行った「天文」などさまざまな展示発表があり、保護者の皆さんの注目を集めていました。

調理
情報
天文

また203教室では、今回初めて取り入れた口述発表が行われていました。一人約10分のプレゼンテーションです。英語研究の生徒は英語で発表を行ったり、物理の生徒はレスキューロボット開発に関する発表を行ったりと、バラエティに富んだ内容となっていました。手芸部でベッドカバーを織り上げ、その内容についてプレゼンテーションを行った8年生の生徒は「フェルトを使った手芸からスタートし、2年目にハワイアンキルトに挑戦。今回のベッドカバーも完成までに1年を要しました。織物作りは手先を使う細かな作業なのですが、将来は医師をめざしているので、ここでの経験がいつか役立つかもしれません」と語ってくれました。

今回の学園展を担当した市川信先生に話を聞いたところ、「発信をキーワードとした学園展で、今回の口述発表も生徒の中から自発的に出てきた取り組みです。9年生からは学びの技でポスター発表にも取り組むことになります。5~8年生で口述発表を行うことで、スムーズな連携ができるのではないかと期待しています。また、発表する場を設けることで、きちんと聞く力、そして質問する力も育てていきたいですね」とのことでした。

この他、一部のクラブ活動の発表も行われていました。昨年、アメリカで行われる世界的な音楽カンファレンス「ミッドウエスト・クリニック」に招待され、プレゼンテーションと演奏を行った吹奏楽部は、音楽室での演奏だけでなく、教室を使ってのクリニックに関する展示なども行いました。参加した生徒からは「訪米直前は練習でとても忙しかったのですが、とても貴重な経験を積むことができました」と振り返ってくれました。

生徒一人ひとりが興味をもったことに真剣に取り組み、その1年間の成果を見ることのできる学園展。自主的な学びを伸ばす機会であり、これからもっと専門的に学びたい分野に触れ、見つける機会にもなっています。
会場には4月から中学年校舎で学ぶ4年生も見学に訪れており、玉川のK-12教育の重要な役割を担う5~8年生での取り組みがよく分かる内容となっていました。

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