「こどものアトリエ」開催。道具と材料と想像力で親子でものづくりを思い切り楽しむ一日です。

2017.06.02

5月27日(土)、幼稚部において「こどものアトリエ」が開催されました。これは子供と親が一緒になってものづくりに挑戦する、5月の恒例イベントです。各コーナーには粘土や段ボール、木の切り株などの材料が用意してあり、さまざまな工具を使いながら、子供たちの想像力で作品にしていきます。また、それぞれに「チャレンジポイント」と呼ばれる制作上の留意点が示されています。たとえば「粘土をこねて成形する」、「段ボールをカッターで切ってみる」など。子供たちの自由な発想を伸ばすと同時に、さまざまなスキルを身につけることもめざしています。

この日は幼稚部エントランスにも子供たちが制作したものが展示されていました。年少組は初めてはさみを使って作った「あじさい」。年中組はビーズやボタン、ペットボトルキャップなどに糸を通して作った、風に揺れる「モビール」。年長組は細く棒状に丸めた新聞用紙を使った立体物の「新聞紙スティックアート」。来園された保護者の皆さんも、子供たちの説明を聞きながら幼稚部へと向かいます。
幼稚部の門をくぐると、子供たちは一目散に自分がやりたいコーナーへと走っていきます。前日から準備をしていて、すでに作りたいものが決まっている子供たちは、「お父さん、こっちこっち!」と早く作りたくてたまらない様子です。この日は、半日を使って自由に作りたいものを作ることができるのです。ここでは、各コーナーやイベントについて紹介します。

こねて☆まるめて☆のばして なにつくる?? コーナー

粘土に好きな色の絵の具を混ぜてこねていくと、色の付いたきれいな粘土が出来上がります。この粘土を使い、伸ばしたり丸めたりして成形したり、用意された型で抜いたりして、マグネットや写真立て、クリップ、キーホルダー、ネックレスなどを作ってみます。チャレンジポイントは指先を器用に使うことや、粘土を丸めたり型抜きをやってみること。赤と緑の粘土を使ってイチゴを作る子供や、ホイップ粘土を加えてカップケーキを作る子供。また粘土を茶色に着色した子供は、型抜きを使ってまるでクッキーのようなペンダントを作っていました。女の子が多いコーナーですが、男の子の参加もちらほら。作るものも滑り台や電車など、女の子とは大きく異なる点が印象的でした。

アイディアいっぱい つくってみよう! コーナー

用意された紙や発泡トレイを使って思い思いのお面を作ったり、木の切り株でドアプレートや風鈴を作ってみます。チャレンジポイントはさまざまな素材を切ることと、立体物を貼っていくこと。紙や切り株を前に、用意されたさまざまな装飾アイテムを使ってデコレートしていく子供たち。切り株を使った作品は、ドアや窓辺に飾ることができるように、完成したら固定用の穴を開けてもらいます。

ダンボール コーナー

幼稚部のホールを使って、段ボールを好きなように加工していきます。チャレンジポイントは段ボールカッターを安全に使うことや、ガムテープを手でちぎって活用すること。たくさんの段ボールを前にして、普段は作ったことがないような「大作」に取り組む子供たち。お父さんとお母さんも、子供の「こんなものを作りたい!」に耳を傾けながら、「じゃあこうしてみたら?」とアドバイスし、相談しながら進めていきます。大きな段ボールをいくつもつなげて、「友だちと一緒に遊ぶ家」を作る子供も。他にもロボットを作って被ってみたり、電車を作って乗ってみたりと、みんな自分よりも大きな作品を仕上げることに夢中です。新幹線の特徴をよく掴んで形にした子供は、嬉しそうに廊下をグルグルと回り、その出来映えに保護者の皆さんからも歓声が上がります。

Spring Is In The Air !

English roomでは、蝶やテントウムシの形をした型紙に好きな色のカラーセロファンを貼って、サンキャッチャー作りに取り組みました。このコーナーでは、先生の説明も英語で行われます。色の英語は既に習っているので、親子で相談しながら思い思いの色を重ね合わせていきます。

Treasure Hunt at Kyozuka Yama

今回は「おたのしみタイム」として、経塚山での宝探しが行われました。子供たちは花やトンボといった図柄の描かれたカードと、色の付いたシールを渡されます。経塚山でカードと同じ図柄を見つけ、そこに塗られた色と同じ色のシールをカードに貼ります。全図柄のシールを貼れたら完成です。「完成して戻ってきたら、スペシャルなステッカーをプレゼントします」という先生の言葉を聞いて、張り切って経塚山に向かう子供たち。木の上の方などに吊された図柄を見上げて色を確認し、カードの正しい位置にシールを貼っていきます。付き添った保護者の皆さんの中には経塚山に初めて登った方も。幼稚部に戻った子供たちは、先生からご褒美のステッカーをもらって大喜び。何よりも誇らしい勲章です。

今回のイベントは一般に公開もされており、入園を考えている方にとっても幼稚部での毎日の生活を知る、いい機会となりました。また、教職員のサポート役として、教育学部の学生も企画運営に参加。普段の授業とは違う学びを、実体験から得ることができました。
また、この日は段ボールで乗り物を作った子供が多かったことから、急遽園庭でレースをすることになりました。新幹線もロケットも、そしてロボットやキリンも、一列になってヨーイドン! 全力で楽しむ子供たちに対して、お父さんとお母さんも精一杯の拍手を送ります。

こうして今年の「こどものアトリエ」も終了しました。ただ楽しいだけでなく、普段はできないことにチャレンジしたり、新しい工具や文房具の使い方を覚えたりできる点が、このイベントの特長です。子供たちは、この日だけでも多くのことを身につけたはずです。また保護者の皆さんも我が子の想像力を伸ばすためのヒントを見つけたのではないでしょうか。