全人教育の象徴から、新たな教育の象徴へ。りんどう食堂と第2大学研究室棟解体にあたり、安全祈願祭が執り行われました。

2017.06.19

学生たちに長年親しまれてきたりんどう食堂と第2大学研究室棟が解体されることとなり、5月26日(金)に安全祈願祭が執り行われました。

りんどう食堂の竣功は1960(昭和35)年。当時の塾生が塾生活をしていたこともあり、塾食堂として誕生。以来「塾食(塾の食堂)」として親しまれてきました。その後、食堂と合して女子塾「桔梗塾」が誕生。この建物が短期大学の第2校舎を経て、今回解体される第2大学研究室棟となりました。1987(昭和62)年3月、塾が閉じられると前述の塾食は、現在のUniversity Concert Hall 2016(以前の講堂)の場所にあった女子塾「龍胆塾」の名前をとって、「りんどう食堂」と名付けられ学生食堂として新生されました。りんどう食堂と第2大学研究室棟は、まさに玉川の全人教育を象徴する建物でもあったのです。特にりんどう食堂は収容人数も多く、玉川っ子であれば必ず利用した場所でもあります。「りんどう食堂」と聞いただけで思い浮かべるメニューがある人も多いと思います。学部によっては卒業式後の謝恩会をここで行ったことも。そんな思い出の詰まったこの場所も、新しい時代にバトンを渡すこととなりました。


降りしきる雨の中、関係者がりんどう食堂内に設置された安全祈願祭会場に集まりました。厳かな雰囲気の中で安全祈願祭が執り行われた後、小原芳明理事長から挨拶がありました。「塾食堂は、私にとっても思い出深いところです。このりんどう食堂と女子塾だった建物が解体されるということは、寂しい面もあります。それと同時に、この後にこの場所に建てられる建物を考えますと、嬉しい想いもいたします。利便性を重視して建物の一階に設置されることが多い食堂ですが、新たに建てられる建物では最上階である6階に食堂が設置されることになっています。そこからの景色は、これまでの玉川では見ることのできなかったものになるのではないかと期待しています」。
挨拶の後に外に出て、建物の清祓を行い、この日の安全祈願祭は無事に終了しました。

りんどう食堂と第2大学研究室棟の跡地には、STREAM Hall 2019とConsilience Hall 2019という2棟の施設が建てられます。これらの施設は農学部、工学部、芸術学部の学びの融合を図り、異分野を組み合わせることで新たなアイデアや技術を創出する場をコンセプトとしています。6号館(サイエンスホール)、ELF Study Hall 2015、University Concert Hall 2016にも隣接しており、玉川のこれからのESTEAM教育※の中核となることが期待されます。まさにここから玉川の教育の新たな姿が見えてくるに違いありません。今回の解体工事は、まさにそのための準備工事といえるものです。安全に十分に配慮し、次の時代へバトンをつないでいきます。

  • ESTEAM教育:ELF(English as a Lingua Franca),Science(科学),Technology(工業技術),Engineering(工学),Art(芸術),Mathematics(数学)の各分野とそれらの総合的な教育のこと