9月16日(土)、17日(日)の2日間、玉川学園9年生から12年生の祭典「ペガサス祭」が行われました

2017.11.06

玉川学園9-12年生の祭典が、今年も玉川の丘で開催されました。
台風を吹き飛ばす勢いだった、エネルギッシュな祭典の一部をご紹介します。

個性と創造力で彩られたペガサス祭

玉川学園(9-12年生)の「ペガサス祭」は、クラス展示のほかに自由研究、クラブ活動、委員会など生徒が日々取り組んでいる全ての活動を披露する、玉川独自の文化祭です。今年のテーマは、「環・彩・創・舞(かん・さい・そう・ぶ)」。4つの文字それぞれに、「全員で参加し、個々の個性で彩り、新たなものを創造し、舞うように美しくあるように」という意味を込めています。ペガサス祭実行委員長の松澤美樂さんは、「生徒一人ひとりの個性で彩られた2017年のペガサス祭を一つの作品として楽しみ、隅々まで行き渡った生徒の創造力を感じていただければ幸いです」とパンフレット冒頭の「実行委員長からの挨拶」で述べています。

16日(土)、17日(日)は台風18号の接近に伴い、次第に風雨が強まるという予報でしたが、ペガサス祭開催には大きな影響もなく、生徒の保護者や友人をはじめ多くの来場者がありました。メイン会場となる高学年校舎の広いホールには、毎年恒例のモニュメントが飾られています。今年は能舞台をイメージした木造建築が作られ、舞台上では今年のテーマをイメージする映像も流れていました。「日本の伝統的なものに生徒たちの世代の好みや要素を融合させて、新しい『日本』を表現。白と黒の落ち着いた色合いに、明るく鮮やかな彩りを加え、華やかで美しい空間を創造した」というモニュメントは、角材を4本組み合わせて太く力強い柱を作るなど、知恵を絞って創作する工夫が随所にみられ、会期後に解体するのが惜しいと思わせる完成度でした。

ホールの先にある階段を客席に見立てた「野外ステージ」では、「デンマーク体操」や「チアダンス」、「EDC(英語劇)」「オーケストラと歌の共演」、「吹奏楽」などが披露されました。16日(土)には玉川学園・玉川大学卒業生の二代目林家木久蔵師匠をお招きして「玉川笑点」を開催。木久蔵師匠の司会で教員も参加した大喜利では、大きな笑いに包まれました。また、「玉川バレエ団」はオーケストラをバックに、優雅な舞で魅了し、大声援があがっていました。

校舎内では、4つのお化け屋敷を集めた「おばけやしきロード」や、手作りのゲームで楽しませる催し物などがあり、長い行列ができていました。
自由研究の「フラワーデザイン」は、天空を飛翔するペガサスをイメージした作品がずらりと並び、見ごたえのあるものになっていました。
「SSH(スーパーサイエンスハイスクール)」の実験・体験は、文部科学省よりSSHの指定を受けた本学の活動をより身近に感じられる催し物になっていました。「ダイラタント流体」という流体の性質を、片栗粉を水に溶いた濃厚な混合物を手でぎゅっと握ると固体のようになり、手を広げるとダラダラと流れ出す実験で分かりやすく解説していました。9年生の「学びの技」では日頃の学習の成果であるマインドマップを展示。「社会奉仕実行委員会」では車椅子体験に、多くの来場者の関心が集まっていました。

クラブ活動の「美術部」は巨大模型を製作。目線くらいの高さに巨大な花や虫を飾り、天井にはキャンパス内で撮影した空の映像を映し出し、まるで小人になって玉川の丘を散策しているかのようでした。
スターレックドームでは、自由研究の「プラネタリウム番組制作研究」が投影会を開催。「4人でつむぐ宇宙」と題する4つの番組で、無数の星が輝く宇宙旅行へと誘いました。
また、校舎の外に作られたフードコートでは、焼きそばやお好み焼き、玉川焼きを味わおうと、雨にもかかわらず大勢の来場者が列を作り、2階の喫茶室で舌鼓を打っていました。

17日(日)には、ペガサス祭を締めくくる、後夜祭「FESTA 2017」を大体育館で開催しました。今年のテーマ「環・彩・創・舞(かん・さい・そう・ぶ)」の副題に「可能性は無限大」を付け、今までにない「新しいFESTA」を目指して準備を重ねてきたといいます。中央に作られたステージを囲むように生徒たちがペンライトを手に集まり、観客席は保護者や友人の方々で埋まりました。司会の3人が盛り上げるステージでは、チアダンスチーム「グリッツ」や女子生徒の迫力ある演技に、応援する生徒らの大歓声が続いていました。

今年のペガサス祭について、長谷部啓教育部長(9-12年)は次のように話しています。「今年は、『自分(私)を見せる』、『皆で見せる』ことを主眼に置いています。玉川学園での学校生活と自分(私)が得意とするものを見ていただくという点で、表舞台だけでなく、裏方の仕事も見ていただく機会になりました。たとえば、野外ステージの裏方の音響などの運営は生徒が行っています。教員はあくまでも、何かあった時のサポート役に徹しています。生徒全員が何らかの形で頑張っている、そのような姿を来場者の方々にお見せできる貴重な機会となり、今年も大いに盛り上がったペガサス祭だったと思います」。

来年はどのような催し物を披露してくれるのでしょうか。来年のペガサス祭も楽しみにしていただきたいと思います。