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小雨の中でも元気いっぱい。約3,000名の児童、生徒、学生が参加した『第89回体育祭』を振り返って

2017.11.22

10月14日(土)、玉川学園では体育祭が行われました。この体育祭は今年度で89回目の開催となる、玉川学園伝統の行事です。そして何よりの特徴は幼稚部から大学生(教職課程履修者)までの園児・生徒・学生が参加して行うという、ワンキャンパスで一貫教育を行う玉川ならではの行事といえます。
ここ数年は天候に恵まれてきた体育祭ですが、今年度は前日の予報では雨時々曇。予報では予備日の15日、16日の天候も優れないことから、14日の開催を決定。開始時間を少し遅らせると同時に、競技系の種目の大半を見送り、演技種目だけでの開催となりました。

今にも雨が降り出しそうな空模様ながら、観客席は保護者の方でほぼ満席に。こうして30分遅れの午前10時から、体育祭が始まりました。開会式では約3,000名の生徒・学生たちがグラウンドに整列します。
小原芳明学園長から「皆さん、上を見てください。無限大の青空です。そして足元も見てください。確乎不動の大地です。今日は滑りやすいけれど気を付けて、力いっぱい運動しましょう」と開会宣言がありました。そして生徒全員でエアロビック体操を行いました。指導するのは玉川大学在学中にインカレ4連覇を達成した、教育学部の武内麻美先生です。肌寒かったこの日、まずはしっかり身体を動かして暖めることで、準備を整えました。

最初の種目は大学生による「基(MOTOI)」です。女子による布体操、男子による徒手体操、そして男女合同によるエアロビックを披露。男子が二人一組となって行う倒立には、観客席で見ていた園児たちも大興奮の様子でした。

基(MOTOI)
基(MOTOI)

続いて行われたのは9-12年生女子による「ボール・徒手体操」です。9・10年生がボールを用い、11・12年生は手具を使わない体操の集大成としての演技を披露しました。同じ徒手体操でも男子のそれとは違い、手の伸ばし方など細かな部分まで気を配った、しなやかな動きが大きな特徴です。

ボール・徒手体操
ボール・徒手体操

続く「Swing & Wave」は5-8年生による演技です。女子の棍棒体操のリズミカルな動きと、男子の勇壮な旗体操が組み合わさっている点が特徴。最後は女子が作った列を、男子が全速力で走り抜けます。

Swing & Wave
Swing & Wave

そして観客席が最も沸いたのは、やはり幼稚園児と1-4年生が行う「大空の下で」でした。アレンジが加えられながら毎年行われている演技種目です。園児たちも4年生のお兄さん、お姉さんにサポートされながら、思い切り身体を動かします。その姿に観客席からも大きな拍手が送られました。

大空の下で
大空の下で

この頃から雨脚が少し強くなってきましたが、そんな中で行われたのが、9-12年生男子による「棒体操」。30年以上前から行われている種目です。一本の棒を使って一人ひとりが身体全体を大きく動かすだけでなく、二人一組となって棒を打ち鳴らしたり、三人一組となって神輿を作ったりと、ダイナミックな展開が魅力。まさに雨を吹き飛ばすような力強さでした。

棒体操
棒体操

そして「体操部演技」披露の後に、今回唯一の競技種目となった「選抜リレー」が行われました。これは1年生から大学生までが8チームに分かれて競い合う種目。下級生から上級生へとバトンが渡されていく、玉川学園ならではのこの種目で、今年の体育祭の全種目が終了しました。

体操部演技
体操部演技
選抜リレー
選抜リレー

閉会式では雨も上がり、グラウンドに生徒たちが整列しました。まずは全員で合同体操を行い、小原学園長による閉会宣言がありました。「これで平成29年度の体育祭を終わります。最後まで演技を見てくださった保護者の皆様、ありがとうございました。そして体育専攻の学生たち、お疲れさまでした。今回はめずらしく涼しい体育祭でしたが、健康の大切さを感じられたと思います」。
小原学園長の言葉にもあるように、体育祭の運営を担当するのは、教育学部の保健体育免許取得希望の学生です。そして放送を担当するのは放送部、開会式や閉会式の演奏を担当するのは5-12年の吹奏楽部です。学園全体のイベントを学園全体で行う。これも玉川学園体育祭ならではといえるでしょう。

残念ながら雨の影響で、短縮版での開催となった今年度の体育祭。それでも生徒たちが時間をかけて練習した演技の成果を披露し、「玉川らしさ」が色濃く出た体育祭として、皆の記憶に残るのではないでしょうか。

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