芸術学部の学生が取り組んでいるさまざまなプロジェクトについて、小原学長へのプレゼンテーションが行われました。

2017.12.22

これまでもお伝えしてきた玉川大学芸術学部学生による新校舎建設に伴う仮囲いのデザインワークや、南さつまキャンパス久志晴耕塾竣功記念のポンカンリキュールのラベルデザインワーク。これらのプロジェクトに関する小原芳明学長へのプレゼンテーションが、10月5日(木)に行われました。この日は前述の2つのプロジェクトに加え、久志晴耕塾に飾られる陶板レリーフとランプシェードのデザイン案のプレゼンテーションも実施されました。

最初にメディア・デザイン学科の橋本順一教授による、STREAM Hall 2019建設工事に伴う仮囲いのデザインに関するプレゼンテーションが行われました。ゼミの学生によって考えられたコンセプトから具体的なデザイン案までを、橋本先生が説明していきます。「インスタ映え」や「3学部をイメージ」といった各案の説明を、小原学長も興味深そうに聞いていきます。またデザインの中にARマーカーを埋め込み、それをアプリで読み込むと詳しい解説を見ることができる仕掛けについては、どのデザイン案になったとしても取り入れたいといった意見が出ました。また「仮囲いの一部に内部が覗けるような透明な箇所を設けて、建築中の現場が見られるといった工夫も必要なのでは」といった提案もありました。

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その後に農学部の小野正人学部長、担当の浅田教授から久志農場およびそこで生産されるポンカンについての説明が行われ、ポンカンリキュールが紹介されました。久志の「風土」ポンカンを食べた時の印象を表現したいというコンセプトで生まれたリキュールは、ポンカンの果汁はもちろんのこと、甘さの表現にたまがわはちみつを使い、地元老舗酒造会社「萬世酒造」の米焼酎がベースと玉川大学で培った研究成果と産学連携で生まれた力作であることが報告されました。その上でプレゼンテーションを行ったのは、このポンカンリキュール「ポンカのんが」のパッケージデザインを担当した、芸術学部メディア・デザイン学科4年生の古屋里紗さんです。この日のプレゼンテーションに至るまでのデザイン案やネーミング案の経緯なども交え、デザインに込められた意図を学長に向けて説明。学長からは、パッケージ前面のデザインについて質問があり、古屋さんや芸術学部の中村慎一教授が答えていきました。

そして最後に椿敏幸准教授による陶板レリーフとランプシェードのデザインプランの報告がありました。これらは久志晴耕塾のエントランスに飾る陶板レリーフと、室内に置くランプシェードを制作するというプロジェクトです。南さつまキャンパスから採取した300キロの土を玉川大学へと運び、椿先生と芸術教育学科3年の学生たちが制作に取り組みました。ランプシェードは学生が2案と椿先生が1案を制作。椿先生が制作したシェードには、創立者小原國芳先生が書いた「一画多い夢」の文字が入っています。そして陶板レリーフは2パターンを制作。どちらもさまざまなモチーフをコラージュのように組み合わせていきますが、一案は栽培している果樹の樹皮や久志農場のアイドル犬の足型など久志農場にゆかりのあるモチーフを選び、もう1案は玉川の歴史が表現されるようなモチーフを選択。その中には小原学長の手形も含まれています。これらが対になり、東京にあるキャンパスと南さつまにあるキャンパスをつなぐイメージを演出しました。

こうして3つのプロジェクトのプレゼンテーションが終了しました。特に唯一学生として小原学長へのプレゼンテーションを行った古屋さんは、ホッとした様子です。学生たちが参加したこれらのプロジェクトが実際に形になるのも、もう間もなくです。