年長組が支え、園児と保護者、先生方が一体となって楽しむ「ようちぶうんどうかい」

2017.11.20

11月4日(土)、久しぶりに広がった青空の下、幼稚部園庭で「ようちぶうんどうかい」が開催されました。保護者のみなさんが見守るなか、幼稚部全員でつくりあげるうんどうかいは、楽しさとうれしさと感動いっぱい。子供たちの成長を実感できるひとときでした。

英語の挨拶もまじえた年長組の「はじめのことば」でスタート

秋晴れの日差しの中、堂々と入場行進してきた子供たちが園庭に整列しています。「2017 ようちぶ うんどうかい」のプログラムには、玉入れやかけっこを描いた子どもたちの楽しいイラストが満載。ぐるりと園庭を取り囲むように園児たちの絵が飾り付けられ、華やかさを盛り上げています。

「みなさん、おはようございます。Good Morning Everybody」。運動会は、正面の台に上がった6人の年長さんたちが一人ずつ大きな声で話す「はじめのことば」から始まりました。幼稚部では、年少さんの時から英語の先生と話したり、日頃からコミュニケーションツールとして英語に親しんでいます。「朝のうた」「走るの大好き」と全員合唱に続いて、櫻井利昭幼稚部長のお話がありました。「今日は久しぶりに良いお天気になりました。子供たちの活躍をすぐそばで見ていただけるチャンスです」
続いて、「動きやすいように、広がりましょう」と年長組のアナウンス係が声をかけて、準備体操を行います。幼稚部の運動会は、競技の準備やアナウンス、道具運びなどすべて、年長組の園児たちが分担しながら行います。
「これから開会式を始めます!」。いよいよ、運動会の始まりです。

遊び心とチームワークを育むプログラム

最初の競技は、「かけっこ」です。年少組から始まり、年中組、年長組と全員が、園庭の端から端へ、ゴールを目指して思い切り走りました。続く「もえろ!つなうばい」は、年長組が“きりんチーム”と“しかチーム”に分かれて、5本の綱を奪い合います。園庭に綱を運ぶのも、年長組の役目。1本の綱を4〜5人で協力し合いながら運び込んできました。「力を合わせて頑張りましょう」という先生の掛け声でスタート。綱を引き合い、自陣に持ち帰る綱の数で勝負を競います。一気に綱を奪い終えた園児たちが、劣勢のグループの応援に駆けつける場面もありました。練習ではきりんチームが3連勝していましたが、本番では3回とも、しかチームが勝利しました。
次の競技は、年中組が“ひつじチーム”と“こあらチーム”に分かれて行う「GO! GO! 玉入れ」です。ここでも、年長さんの園児が準備に大活躍。用具置き場から、紅白の玉やポールを園庭に運び込んできます。

年少組の競技は、「おなかがすいたねずみたち。ごはんを食べて元気にな~れ!」。“うさぎチーム”と“りすチーム”に分かれて、目指すゴールには、目をつぶったねずみのパネルが待っています。園児たちはまずトンネルをくぐりぬけ、次はケンケンパ。台に上ってキメのポーズをとったあと、チーズの絵をねずみのパネルに貼り付けます。ストーリー仕立てで、かけっこやリズム遊びを取り入れた競技に、年少の園児たちはとても楽しそうです。
午前の部の最後は、保護者参加による「力を合わせて!大玉転がし!」です。年少組vs年中組、年少組vs年長組、年中組vs年長組とクラスごとに分かれての大玉転がし対決。「パパ!パパ!」と、応援席にいるお父さんを見つけて参加を促す園児もいました。真剣に競技に取り組む保護者の方々に、園児たちも両手を振って声援を送りました。

ふれあいで盛り上がる親子競技

昼食後の午後のプログラムは、「連続長縄跳び対決!」で始まりました。先生チームと卒園生でもある1-6年生チームの対戦で、3分間で何人飛べるかを競います。1-6年生はクラス対抗で長縄跳びを行っている経験者ですから、対する先生たちも本気モードです。お兄さんやお姉さんが参加している園児たちもいて、みんな声を枯らして応援しています。1分間の練習を終えて、さあ本番! 結果は先生チーム157回、1-6年生チーム75回で、先生チームが勝利しました。競技後、先生方の息が上がっていたほどの真剣勝負でした。

そのあとは、親子で一緒に楽しむ競技が続きます。年長組親子による「きたぞ!タイフーン!」は、ポールを持って走ってきた親子が保護者と園児の列の足下と頭上をポールを通しながら走り抜ける、親子で力を合わせて進む競技です。保護者の方々が先に走って途中で子供がポールを離してしまったり、ハプニングも続出でした。
年少組親子による「逃げろ!追いかけろ!!ネコとネズミのおいかけっこ」は、園児はネズミのお面、保護者の方はネコのお面をかぶって変身し、互いをつかまえるゲームです。掛け声をかける先生が「ネ、ネ、ネコジャラシ!」などとフェイントをかけてくるので、右に左に親子で追いかけっこ。つかめた人数で競います。元気いっぱいの子供たちを受け止める、保護者の方々のうれしそうな表情が印象的でした。

年中組親子は、障害物競走に似せた「親子でGO!! GO!!」。網をくぐり抜けたあとに、親と子がサッカーボールを体で挟んで走ります。しっかり密着しないとボールがころがってしまいます。次に、伏せてあるカードをめくると、コアラ、ゾウ、キリン、ペンギンの動物が描かれています。コアラは抱っこ、ゾウは子どもを抱えてブラブラさせ、キリンはおんぶ、ペンギンは親の足の甲に子どもの足を乗せるといった具合に、それぞれ動物親子になりきってゴールを目指します。ここでも年長さんは、網やサッカーボールを運んで所定の位置に置いたり、裏方の仕事をしっかりとこなしています。
どちらも、息の合った親子の連携が欠かせない競技です。幼児期の親子のコミュニケーションを重視している幼稚部では、親と子が協力し合って楽しめる競技になるように毎年工夫をこらしています。

子どもの成長を実感する「ぜんいんリレー」

運動会もいよいよ大詰め。最後の種目は、年長組の「いくぞ!ぜんいんリレー」。“しか組”対“きりん組”のクラス対抗で行われます。年少さんは園庭を横切る直線距離を走りましたが、年長さんは園庭を一周します。何度も練習を重ねた丸いバトンをつなぎながら、一生懸命走る園児たち。抜きつ抜かれつのデッドヒートが展開され、年少・年中組の園児たちだけでなく、保護者の方々の応援にも一段と熱が入ります。
転んでも、靴が脱げてもしっかり前を向いて走る子供たち。力強いフォームで一生懸命走る園児の姿に、熱いものがこみあげてきます。結果は、しか組の勝利。きりん組も頑張って走りました。3年間の子供たちの成長ぶりが目に見えて実感できる、素晴らしい走りでした。

年長組の頑張りが支える「ようちぶうんどうかい」

胸が熱くなるリレーを終えて、全競技が終了しました。アナウンス係、看板係、体操係、など、年長組の園児たちはそれぞれの立場で1日中活躍していました。園庭には競技ごとの道具の設置場所など、さまざまなポイントが記されています。競技ごとに必要な道具やその数もきちんと全部覚えて、迷うことなく分担していました。「ようちぶうんどうかい」は、こうした年長組の力に支えられています。そんなお兄さん、お姉さんが活躍する姿を、年中組、年少組の子供たちはしっかりと見ています。そして、「来年は自分たちの番だ」と感じていたかもしれません。
親子競技にはたくさんの保護者が参加していました。はしゃぐ園児たちの姿は、地上10センチくらい浮いているかのように、浮き浮きして見えました。
また運動会には、玉川学園(1-4年)の先生方や教育学部から教育実習に来ている大学生もお手伝いとして参加していました。保護者と先生がともに子供の成長を喜び合う場。運動会は、幼稚部から始まる玉川学園ならではの「三位一体の教育」を再確認できる機会となっています。
閉会式のあいさつも年長組がしっかりと締めくくり、最後に、櫻井先生の「楽しい運動会となりました。今日は1日、年長さんが頑張りましたね」というお話があり、温かい拍手に包まれるなか、秋晴れの運動会は終了しました。

かけっこ

もえろ!つなうばい

GO!GO!玉入れ

おなかがすいたねずみたち。ごはんを食べて元気にな〜れ!

力を合わせて!大玉転がし!

連続長縄跳び対決!

きたぞ!タイフーン!

逃げろ!追いかけろ!!ネコとネズミのおいかけっこ

親子でGO!!GO!!

いくぞ!ぜんいんリレー

年長さんの働き

閉会式