大学1年生全員で歌い上げる『第九』。伝統あるクリスマス礼拝と大学音楽祭が今年も開催されました。

2017.12.22

12月19日(火)、パシフィコ横浜国立大ホールにおいて、毎年恒例の玉川大学クリスマス礼拝・音楽祭が開催されました。

クリスマス礼拝は、宗教学が専門の小田部進一教授の司式により行われました。聖歌隊による讃美歌や全員で歌う「きよしこのよる」があり、会場全体が厳かな雰囲気に。そして最後に小原芳明学長からの祝詞を、菊池重雄理事が代わりに読みあげました。「誰かに何かを与えることに、喜びを感じる玉川っ子であってください」で終わるその祝詞を、学生たちも真剣に聞き入っていました。

クリスマス礼拝の後、大学音楽祭が行われました。玉川大学の特徴の一つが、8学部17学科の1年生全員が「音楽Ⅰ・Ⅱ(玉川教育・FYE科目群)」を必修科目としている点です。『愛吟集』や『讃美歌』を主な教材とし、音楽における表現方法から音楽の歴史、様式などを幅広く学びます。その上で取り組むのが、ドイツ語で歌うベートーヴェンの「交響曲第9番ニ短調 作品125《合唱付》」終楽章〈歓喜に寄せて〉(以下、「第九」)です。練習は、歌詞の内容はもちろん、ベートーヴェンがこの交響曲を完成させた当時のことについても学修します。そしてソプラノ、アルト、テノール、バスの各パートに別れて練習を積み重ね、11月には合唱練習を、12月から本番前日までオーケストラを加えての練習を続け、完成度を高めていきます。

当日は、二つのグループに分かれて合唱を披露しました。会場全体に力強い歌声を響かせる学生たち。その歌声が聞く人の心に強く響いてくるのは、歌の意味を理解することから始め、これまで長い時間をかけて練習してきたからです。歌い終えた学生たちにはいつまでも称賛の拍手が鳴り止みませんでした。

玉川大学・玉川学園は創立当初から歌を大切にしてきましたが、第九との関わりも長く、その歴史は1936年に日比谷公会堂で開催された新交響楽団(現NHK交響楽団)との演奏会までさかのぼります。この演奏会の成功で、日本では「年末には第九」が恒例行事として定着していくようになりました。そして1962年にオーケストラ・合唱ともに玉川の学生の手による初めての演奏会が開催され、現在に至っています。
“歌う喜びを自ら味わいながら、みんなでひとつの作品を創り上げること”を目的に、大学1年生たちが挑むこの音楽祭。大きな目標に取り組み素晴らしい舞台に立って歌いきった経験は、思い出だけに終わらない、これからの人生の大きな自信につながります。

音楽祭 第1グループ

独唱/齊藤智子(ソプラノ)
   加形裕子(メゾ・ソプラノ)
   富澤祥行(テノール)
   金子宏(バリトン)
合唱/大学1年生
演奏/玉川大学管弦楽団
指揮/野本由紀夫
文学部(国語教育学科1・3組/英語教育学科1・3組)
農学部(生産農学科1・3・5組/環境農学科1組/先端食農学科1・2組)
工学部(情報通信工学科1組/ソフトウェアサイエンス学科1組/マネジメントサイエンス学科1組/エンジニアリングデザイン学科1組)
経営学部(1・3組)
教育学部(1・2・3・4組)
芸術学部(パフォーミング・アーツ学科1・2・4組/メディア・デザイン学科1組/芸術教育学科1組)
リベラルアーツ学部(1・3・5組)
観光学部(1・2・3組)

音楽祭 第2グループ

独唱/宮嶋明香(ソプラノ)
   飯島由利江(メゾ・ソプラノ)
   長裕二(テノール)
   馬場眞二(バリトン)
合唱/大学1年生
演奏/玉川大学管弦楽団
指揮/小佐野圭
文学部(国語教育学科2・4組/英語教育学科2・4組)
農学部(生産農学科2・4・6組/環境農学科2組/先端食農学科3組)
工学部(情報通信工学科2組/ソフトウェアサイエンス学科2・3組/マネジメントサイエンス学科2組/エンジニアリングデザイン学科2組)
経営学部(2組)
教育学部(5・6・7・8・9・10・11組)
芸術学部(パフォーミング・アーツ学科3・5組/メディア・デザイン学科2・3組/芸術教育学科2組)
リベラルアーツ学部(2・4・6組)
観光学部(4組)