玉川学園ハンドベルクワイアが、サントリーホールでシンガーの倉木麻衣さんと共演しました。

2018.02.05

「本物の音色を聴いてほしい」――倉木麻衣さんとの共演を実現させた卒業生の思い

2017年11月11日、サントリーホール ブルーローズで開催された「音祭(OTO MATSURI)~MUSIC BLOSSOM~音楽で心に豊かさと潤いを」に玉川学園ハンドベルクワイアが出演。参加した14名のメンバーがシンガーの倉木麻衣さんと共演を果たしました。倉木さんの透明感あふれる歌声とベルの音色が美しいハーモニーとなり、会場を温かく包みこみました。

提供:NPO法人 Blossom for All(芦澤絢名氏 撮影)

このイベントは「女性の感性が新たな日本文化を創る」をコンセプトに展開する『HAPPY WOMAN BUNKASAI 2017|未来共創文化祭』の4つの祭り(音祭・技祭・体祭・食祭)の1つ、「音祭(OTO MATSURI) ~MUSIC BLOSSOM~音楽で心に豊かさと潤いを」です。運営するのは、2017年8月に発足した「NPO法人Blossom for All」。設立メンバーの一人である卒業生の内田容子さん(文学部教育学科1994年卒業)が企画・運営に携わっています。内田さんは小学部から玉川学園に在籍し、中学部・高等部ではハンドベルクワイアに所属していました。そのご縁から、今回のイベントに同部が出演することになりました。

その経緯について、内田さんは次のように話しています。
「NPO法人Blossom for Allは、『人びとが健やかで心豊かに暮らし、すべての女性が輝く社会の創造に貢献する』というミッションを掲げ、日々、家庭や仕事など様々な場面で活躍する女性たちを応援するために活動をスタートさせました。『たくさんの人に喜んでいただけることをしたい』と話したことから始まったのが、このコンサートです。私は小学部からの玉川っ子で、先生方から『本物を見たり聴いたりしなさい』と教わってきましたので、コンサートを企画するなら、ぜひとも『本物』を聴いていただきたいと考えました。その思いが人と人をつなげ、ピアニストの熊本マリさん、声楽家の秋竹朋子さん、さらにHAPPY WOMANのテーマソングを作っているシンガーの倉木麻衣さんも特別ゲストとして出演を快諾してくださることになりました。

私が中学部と高等部ではハンドベルクワイアに所属していたこともあり、せっかくコンサートを開くのならば、お客様には本物のハンドベルの音色を聴いていただきたいと思い、顧問の髙橋美千子先生にお願いした次第です。玉川学園のハンドベルクワイアの生徒さんたちには、出演者も観客も大人が活き活きと音楽を楽しんでいる姿を見てもらいたいとも思いました。玉川学園の皆さま、HAPPY WOMAN、そして倉木麻衣さんと事務所の皆さま、NPOのメンバー、本当に多くの関係者のおかげで実現できました。玉川学園の良さをいろいろな観点で改めて感じました」

提供:NPO法人 Blossom for All(芦澤絢名氏 撮影)

荘厳なベルの音色と透き通った歌声のコラボレーション

今回のコンサートでは、ハンドベルクワイアがオープニングを飾り、「ファンファーレ(ウィリアムテル序曲)」と「千の風になって」の2曲を続けて演奏し、美しい音色を響かせました。メンバーは笑顔をたやさず、高音から低音までたくさんのベルを使いこなすチームワークに、観客はくぎづけでした。

そして、いよいよ特別ゲストのシンガーの倉木麻衣さんが登場です。新曲「渡月橋~君 想ふ~」を共演し、ハンドベルの荘厳な音色と倉木さんの透き通った歌声が重なって美しい曲となり、大勢の観客から大きな拍手がおくられました。その後、倉木さんはピアノとバイオリンの演奏をバックに2曲を披露し、観客を魅了しました。

提供:NPO法人 Blossom for All(芦澤絢名氏 撮影)

演奏を終えた楽屋では、舞台を降りた倉木さんからハンドベルクワイアのメンバーに、直筆のイラストを添えた色紙が贈られました。この倉木さんからのサプライズにメンバーは喜びの歓声を上げていました。倉木さんは、「ハンドベルの音色が素敵で、ワクワクするようなサウンドになりました。『渡月橋~君 想ふ~』がいっそう輝いて聴こえたと思っています。演奏しているメンバー皆さんの笑顔に元気をいただき、私もハッピーな気持ちになりました」と感想をよせてくれました。

倉木さんの大ファンだという9年生の加藤明日香さんは、「映画の主題歌を歌う倉木さんのきれいな声を聴いた瞬間からファンになりました。あこがれの方と共演できて夢のようです」と目を輝かせながら話しました。部長で12年生の安岡あかりさんは、「これまで歌に合わせて演奏する機会がなかったので、始まるまでとても緊張しました。いざ始まるととても楽しくて、倉木さんの歌声に鳥肌が立ち、演奏しながら感動していました」と語っていました。

顧問の髙橋美千子先生は次のように話しています。
「ポップスのプロの歌手の方と共演するのは初めてでしたが、限られたリハーサルでも、倉木さんと呼吸を合わせて演奏することができました。生徒は緊張した様子でしたが、夢のような時間でとても楽しんでいました。定期演奏会で利用しているホールでしたので、会場の雰囲気がわかっていたことにも助けられ、最後まで笑顔で演奏することができました。やはり自分自身が楽しみ、笑顔で演奏することは大切です。これまで東日本大震災の被災地や高野山で演奏してきました。聴いてくださった方々から『その笑顔に勇気づけられた』と声をかけいただき、その言葉が生徒一人ひとりの心に強く響いていたのだと思います。今回のステージでは、これまでの活動を通じて学んできたことを最大限に活かした演奏になったのではないかと思います。このような機会をいただけたことを感謝しています。ハンドベルクワイアとしても新たな一歩を踏み出し、大きく成長することができました」

玉川学園で長い歴史を誇るハンドベルクワイアの活動が、卒業生の方のご縁でさらに広がり、その魅力を多くの方に届けることができた一日でした。

「HAPPY WOMAN」を合い言葉に記念撮影