想いを形に。玉川大学が今後取り組むESTEAM教育の核となる、STREAM Hall 2019建設の無事を願う地鎮祭が執り行われました。

2018.03.09

かつてりんどう食堂のあった場所に建てられる予定のSTREAM Hall 2019。その建設が始まるにあたり、1月22日(月)に工事の無事を願う地鎮祭が執り行われました。当日は本州の南海上を低気圧が通過。東京も4年ぶりに20cmを超える積雪を観測するなど、関東に大雪が降った日として覚えている方も多いかも知れません。地鎮祭が行われたのはまだ本格的に雪が降り始める前の午前中でしたが、それでも雪混じりの雨が会場となったテントの屋根を叩く、あいにくの空模様でした。

学園関係者や建設設計関係者が集まり、宮司によって地鎮の儀が厳かに執り行われた後、工事発注者を代表して小原芳明理事長による挨拶がありました。「今朝、農学部長からメールがありました。『あいにくの雪ですが、SnowのSは、学校関係者にとっては良い成績を表すSにも通じます。Sとnowを2つに分けて考えれば”Sナウ”ということになりますから、実はいい日なのではないでしょうか』という内容でした。さらに言えば、そのSはSTREAMのSにも通じています。地鎮祭を行うのであれば、季候の良い春まで待った方がいいのではないかという話もありましたが、この校舎で取り組む分野の研究スピードは非常に速く、建設を遅らせず、創立90周年にあわせるということで、雪の中での地鎮祭となりました。日進月歩と言われた20世紀から、今や秒進分歩と言ってもいいほど、ものごとの変化のスピードは速まっています。我々も、遅れないように教育をしていかなければと思っています」。

アクティブ・ラーニングを積極的に取り入れるなど、履修主義から修得主義への転換を図っている玉川大学。同時に学問分野を超えた連携・融合を図るESTEAM教育にも積極的に取り組んでいきます。そのための教育研究環境として整備を行っているのがESTEAM PARKであり、第Ⅰ期工事ではELF Study Hall 2015が、第Ⅱ期工事ではUniversity Concert Hall 2016が完成。そして第Ⅲ期工事として工事が始まるのがSTREAM Hall 2019とConsilience Hall2020です。この2施設は主に農学部、工学部、芸術学部、教育学部、リベラルアーツ学部が利用。異分野融合のイノベーションを創出する人材育成の場となるよう、たとえばSTREAM Hall 2019であれば各フロアの吹き抜けをひな壇のように積み重ねた「ステップボイド」を設置するなど、偶発的なコミュニケーションを誘発する仕掛けが随所に施されています。STREAM Hall 2019は2020年4月の利用開始を目指しており、周辺施設と合わせて玉川のESTEAM教育の核となる予定です。
この日の地鎮祭で挨拶を行った工事関係者の方が、「想いを形にする」には非常に時間がかかるけれども、成し遂げることが重要であると語って下さいました。ESTEAM教育も同じです。定着するまでにはまだまだやるべきことがありますが、全人教育同様、玉川教育の軸となっていくことでしょう。2年後の完成が、今からとても楽しみです。