職員で構成する自衛消防隊が、町田市の技術発表会で最優秀賞に。職員の約1/3が自衛消防技術を身に着け、いざという時に備えています。

2018.10.17

9月13日(木)、町田市主催による自衛消防技術発表会が町田消防署本庁舎で行われ、玉川学園が最優秀賞に輝きました。この発表会には市内の企業や団体、教育機関、各種施設が参加し、日頃の消防訓練の成果を競い合うというもの。玉川学園は毎年違う職員で隊を編成して参加しており、これまでも優れた成績を収めてきました。今回は3年ぶりの最優秀賞ということもあり、応援に駆けつけた職員からも大きな拍手が送られました。

自衛消防技術発表会は1号消火栓の部と2号消火栓の部があります。1号消火栓の部は3人で実施。地震により火災が発生したという設定で初期消火、通報連絡、避難誘導などの災害発生時の初期対応を実際に行います。初期消火では消火器・消火栓を操作し、30メートル先の火を模した標的を狙って放水。通報連絡では、119番通報の要領や消防職員への現場引継ぎを、避難誘導では、館内放送や現場での誘導声掛けなどが一連の流れになっています。どちらの部門でも一連の行動の的確さや指示の出し方、取り組む姿勢などが審査の対象に。1号消火栓の部は玉川学園を含む11隊が、そして2号消火栓の部には14隊がエントリーしました。

参加する職員の指導を担当しているキャンパス セキュリティ センターの黒崎スタッフは、今回の結果を振り返り「練習は毎年14回ほど行うのですが、今年の隊員は飲み込みが早く、7回を過ぎたあたりで一連の行動はできつつありました。そこからさらに一つ上のレベルを目指す上で規律とチームワークを身につけたことが、発表会で評価されたのかもしれません」と語ってくれました。また同センターで指導担当のリーダーである坂田スタッフも「参加するからには一番になりたいという想いはありましたが、私たちの目的は防災リーダーを育てること。そこで必要な知識・技術を習得してもらうための通過点として、この発表会があります。もし災害が起きたとしても、きちんと対応できる人材がキャンパス内に数多く揃っていることが大切です」と語ります。
広大なキャンパスに幼稚園児から大学院生までの幅広い年代が通っている玉川学園では、災害が起きた際でもまずは自分たちで対応することが求められます。だからこそ、消火器・消火栓の使用方法や避難誘導時の注意点などを理解している防災リーダーが求められるのです。実際に玉川学園では、職員の約1/3がこの自衛消防技術の訓練経験者であり、有事にはこのメンバーが現場での中心的存在になれる知識・技術があります。このことが何よりの誇りです。玉川学園ではこれからも自衛消防隊員を育成していくことで、安全で安心なキャンパス作りを目指していきます。

参加者コメント

指揮者 早川 夏織さん(学園教学部 学園教学課)

同期の職員が昨年参加していたので話は聞いていましたが、自分に務まるのか最初は不安でした。けれども練習を重ねるうちに、指揮者の私が明確な指示を出さないとその雰囲気が隊員に伝播してしまうことに気付き、大きな声で明瞭に指示を出すようになりました。最近では学内のどこに消火栓があるのかも気にするようになり、防災の意識が芽生えてきたと思います。

1番員 石原 文顕さん(入試広報部 入試課)

訓練を通して、細かな部分まできちんと行うことの重要性を学べたと思います。そうしたことは防災だけでなく、日頃の業務にも必要なので、これからも意識して取り組みたいですね。また私の部署では4名がこの訓練の経験者です。もし災害が起きた際には若手として率先して防災リーダーの役割を務めたいと感じました。

2番員 上野 恵里圭さん (人事部 人事課)

隊員に選ばれた当初は不安ばかりでしたが、指導してくださった方々のおかげで、動作や発声もきちんとできるようになりました。この経験を今後に生かしていきたいです。また私が所属する人事部の入っている建物は、災害時には災害対策本部となるため、日頃から非常口や消火器についての確認を怠らないようにしたいと思っています。