高校3年生が「TBS出前授業 ニュース番組の作られ方」を受講

2012.05.22

5月22日(火)、2・3時限目に、TBS報道局編集部スタッフによる出前授業「ニュース番組の作られ方」の授業を高校3年生(12年生)35人が受講。これは、「ワールド・スタディーズ」(公民科・選択科目)における単元「メディアの中の偏見」の講師招聘授業の1コマとして行われました。講師はTBSテレビ総務局CSR推進部次長の岩花光氏と、同社アナウンサーで夕方のニュース番組「Nスタ」にも出演している吉田明世氏。TBSテレビでは、2006年から教育CSR活動の一環として社員・スタッフを小中高校の各学校に派遣して、国語、社会、総合学習やキャリア教育・職場体験等の授業を支援しています。

今回の出張授業は、1.ニュース番組の仕組みの説明、2. ニュースの進行表作成のグループワーク、3.模擬スタジオで原稿を読むキャスター体験という3つのパートから構成されていました。

まず、ニュース番組の流れを解説していただきました。全国の系列28局と海外支局11局体制の情報収集、記者クラブでの日常的な取材、現場取材、VTR編集、原稿作成、報道局での編集会議の末、そして、放送に至るまでの仕組みを、報道局社会部の記者やデスク、ニュース23の編集長などを経験した岩花氏から説明を受けました。

次に、「ニュース項目の選択と放送する順番を決める編集会議」に挑戦しました。生徒たちは7班のグループに分かれて、講師が用意した6本のニュースのなかから、重要だと思うニュースを3本選び、なおかつ放送する順番も決めるグループワークを行いました。ニュースを放送する長さ、放送の時間帯、視聴者の対象、次の番組へのつながりなど、それぞれのグループからは活発な意見が出されました。また、講師によればニュースの制作現場では、大きな事件や事故など新しく発生したニュースが、突然入ってくることもあるので、あらかじめ準備していたニュースの企画や特集が変更されることもよくあるとのことでした。

最後に、吉田アナウンサーから「呼吸するところには原稿にブレス記号(<)を入れる。濁点には気を付ける。強調したいところはその直前で一旦止め、少し音程を上げる。」といった実践的な読み方の説明がありました。生徒4人が本物のTVカメラを前に模擬のミニスタジオで原稿を読むキャスターの体験。緊張しながらもレクチャーされたポイントの生かした演習ができました。ちなみに、担当のそ合宗隆教諭も「アナウンサー」にチャレンジ。授業とは少し違った一面が見られました。

今回の授業を計画したそ合教諭は、「私たちは国際情勢を知ろうとする場合、まずテレビ・新聞といったメディアからの情報を入手する。ただ、実際にニュースとして放送される情報以外にも放送されないニュースがあるはず。私たちが目にしたり耳にしたりすること以外にも、情報あるいは事実がたくさんあることを知っておいてほしい。」と語ってくれました。このようなメディア・リテラシーは、大学での学びや、大学卒業後、社会に出てからの継続学習を進める上でとても大切だといわれています。今日の授業だけにとどまらず、引き続き意識していきたいものです。