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『びせいぶつ 菌類(きんるい)の世界』を体験

2012.07.31

7月30日(月)・31日(火)、玉川大学学術研究所菌学応用研究センター主催『第1回 玉川ミクロ探検隊 びせいぶつ 菌類の世界』が、サイテックセンターで開催されました。30日はAプログラム「自然環境の微生物~菌類」、31日はBプログラム「食品に使われる微生物~菌類」が用意され、それぞれ先着20人ずつ、合計40人の児童が参加しました。今回はAプログラム「自然環境の微生物~菌類」の講座の様子をご紹介します。

これらの講座の目的は、普段、大学生や大学院生相手に専門的な講義や研究を行っている大学の教員が、玉川学園の小学3年生から6年生を対象に菌類について分かりやすく教えることにあります。

左上:奥田 徹教授 右下:石崎 孝之特別研究員

講座は、学術研究所の奥田 徹教授(専門:応用微生物学・菌学/日本菌学会会長)が微生物の種類と大きさについて、石崎 孝之特別研究員がキノコについて写真や図を用いて説明しました。その後、事前の宿題により各自が学園内や自宅周辺で採集した、松葉にいる菌類とキノコの構造を顕微鏡で観察し、レンズの中に見えた菌類の世界をスケッチしました。
顕微鏡の使い方、菌をプレパラートにする方法など分からないことは教室内に十数人いる研究員や農学部生物資源学科の学生からアドバイスを受けられます。教室後方で見守っていたお父さんやお母さんと親子で顕微鏡を覗く姿も見られました。

参加した児童たちからは、「どこにでも菌が存在することが分かってしまい、気持ちが悪かった!」といった感想もありましたが、「こんなに細かい世界を見る経験は今までになかったため新鮮!」「もっとたくさん違う菌も見てみたい!」といった前向きな意見が多数あがりました。

普段、児童たちは、菌類のミクロの世界を覗くという経験はほとんどありませんが、最先端の取り組みを行っている研究所と小学生のこのような学園内での教育連携が、児童たちの未知の世界への興味を示すきっかけとなるようこれからも取り組んでいきます。

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