<今年度の行事を振り返って PART1>11月8日(土)と9日(日)の2日間、「玉川大学コスモス祭2014」を開催。約21,000人のご来場がありました。

2015.01.20

今年のテーマは「UNICOS ~つなげよう気持ちを1つに~」



「玉川の秋」を象徴する「コスモス祭」は、学部展(文学部、農学部、工学部、経営学部、教育学部、芸術学部、リベラルアーツ学部、観光学部)、収穫祭(農学部)、文化会・体育会の課外活動団体による研究活動の発表の場です。さらに大学父母会や学友会をはじめ、教育博物館、学術研究所、ELFセンターなどの教育付属機関の特別展示や施設公開なども行われ、玉川大学の活動に広く、そして深くふれることができる一大イベントとなっています。
今年のコスモス祭のテーマは「UNICOS ~つなげよう気持ちを1つに~」。学生はさまざまな形で参加していますが、一大祭典を盛り上げようと気持ちを一つに準備を整えてきました。そこで、「単一」、「同一」という意味のある「UNI」に、コスモス祭の「COS」を付けて、各祭典と統合し1つになるという意味を込めました。

11月8日(土)と9日(日)の両日、キャンパスすべてを使って盛大に開催された「玉川大学コスモス祭2014」の一部をご紹介します。
小田急線・玉川学園駅に降り立つと、周辺の沿道にはコスモス祭の幟(のぼり)がはためいています。玉川学園の一大イベントの開催を街ぐるみで楽しみにしてくださっている雰囲気にあふれていました。

大学3号館前のレンガ広場から聞こえる勇壮な太鼓の音は、芸術学部による「玉川太鼓」の屋外公演です。この公演に備えて朝練に励んできた部員総勢60名が、数名ずつの組太鼓を披露。女子学生のカラフルできらびやかな衣装、会話するような連打の応酬、一糸乱れぬパフォーマンスに大勢の観客は手拍子で応えます。終演後、汗を浮かべる4年生に話を聞くと「玉川太鼓はお客様との一体感を大切にしています。学生生活最後の演奏は最高の出来でした」と興奮冷めやらぬ様子でした。
教育学部展の大学2号館では、開館前から子どもたちの行列ができてにぎやかでした。それは子供向けの景品がもらえる「スタンプラリー」の開催で、煮干しの解剖やスライムづくりなど、子供たちも楽しめる展示が用意されているからです。一方、各国の英語教育についての考察や玉川大学の受験を考える中高生向けに野外活動研修を紹介する展示なども。幅広い年齢層のお客様が目を輝かせて笑い、心ときめかせるような展示が大学2号館の各階で行われ、教育に欠かせない人の関心を呼び起こす要素が随所に見られました。

農学部オリジナルアイスを楽しみにする来場者で長蛇の列ができました

コスモス祭の呼び物の一つが、農学部の「収穫祭」です。大学6号館前のステージでは1日2回ビンゴ大会が行われ、農学部ならではの豪華景品が大放出されるためステージ前は人だかりができ、数字がアナウンスされるたびに歓声が上がっていました。「農場神輿」が元気よく練り歩き、「農場太鼓」のパワフルな演奏が披露され、学生たちは収穫への感謝を全身で表わしていました。
6号館内ではゼミ展示があり、生命化学科の「天然物からの有用物質の研究」や、生物資源学科の「受粉の神秘」、統合農業研究センターの「農場実習教育と他学部、K-12との連携」など、世界に誇れる研究(ミツバチ研究や、植物工場・宇宙農場ラボ研究など)の推進や、自然豊かな玉川の丘を活用した教育実践の一端にふれることができます。
また、来場者が楽しみしているのが、生産加工班による「学生オリジナルアイスの試食会」です。牧場(山羊舎)に近い生産加工室で日々研究に励んだ成果物の一つが、オリジナルアイスクリームやシャーベットです。今年は玉川大学の学内農場や学外施設の北海道や鹿児島で収穫したヤマモモ、カボチャ、柑橘類などを使った10種類から、1人2種類を選ぶことができます。「どの味も食感にこだわった」というだけに、自然な甘さの感じられる出来映えにお客様も大満足の様子でした。

2015年4月に新学科「エンジニアリングデザイン学科」を開設する工学部

さて、次は工学部の「テクノフェスタ」です。大学8号館で行われているメイン企画・展示の中で、「環境アイデアコンテスト」が行われていました。環境保全に関するアイデアをポスター発表し、投票により評価されるというもので、コスモス祭開催まで大学院生がサポートに入り、アイデアを詰め、発表の練習を重ねてきたそうです。参加した学生は、「一般の方もいらっしゃるので、プレゼンテーションの仕方など工夫を重ねてきました。発表の場があるということは、研究を継続するモチベーションアップにつながります」と話していました。

最近話題の3Dプリンターや3Dスキャナーを公開する「エンジニアリングデザイン学科 デジタルファブ工房」もありました。「エンジニアリングデザイン学科」は2015年4月に誕生する新学科です。デジタル機器の進化は著しく、大量生産時代から個人での製品製造が可能なデジタルファブリケーションの時代へと移り変わっており、設計力、協働性、現場力を身につけ先進的な「モノづくり」に貢献できる人材の育成を目的とする学科です。3Dプリンターを間近で見るのが初めてという来場者が、少しずつ形づくられる様子に興味を示していました。

「コスモス祭」の期間中、聖山の「小原記念館」が特別に開放されました。創立者・小原國芳が過ごした住居を記念館として保存している場所です。玄関を入って正面の応接室には、創設当初からの玉川学園の様子を写した写真が並べられています。OB・OGが、写真を見ながら小原國芳先生との思い出など、玉川で過ごした日々を思い返し、笑顔で昔話に花を咲かせていたのが印象的でした。

木々が色づき始めた玉川の丘には、玉川大学の関係者や玉川学園の児童・生徒だけでなく、周辺の住民の方々も訪れ、ベビーカーを押すお父様やお母様、お年寄りから小さな子供さんまで3世代が揃うご家族なども見られ、いつものキャンパスがいっそう華やかになりました。2日間の期間中に約21,000人のご来場があったことは、その盛り上がりを想像していただけるのではないでしょうか。

来年の「コスモス祭」にはぜひご来場いただき、玉川大学の取り組みを“見て聞いてふれて”いただきたいと思います。