ペットボトルキャップは捨てないで!高学年労作委員が、幼稚部で「エコキャップ活動」の説明を行いました。

2015.07.30

玉川学園には労作委員会があり、さまざまな環境保全活動に取り組んでいます。その中の一つにエコキャップ活動があります。これはペットボトルのキャップを回収してリサイクル業者に渡し、その売上げで発展途上国の子どもたちにワクチンを送るというものです。労作委員のメンバーがキャンパス内を回り、ペットボトルキャップを回収しています。7月16日(木)には幼稚部で回収を行うと同時に、高学年労作委員会のメンバーが園児たちにエコキャップ活動についての説明を行いました。

この日は幼稚部の終業式で、年少組から年長組までがホールに集まることになっており、その場を借りて、高学年の労作委員が説明を行いました。園児がやって来るまで、各々のセリフの練習を重ねるメンバーたち。すると、椅子を抱えて園児たちがホールに入ってきます。まずは、櫻井幼稚部長から夏休みの過ごし方についての説明がありました。「皆さんは、普段ペットボトルの飲み物を飲みますよね。さて、飲み終わったペットボトルはどうしますか?」という質問に「捨てます!」と元気な声で答える園児たち。そして「ペットボトルのキャップは、捨てなければ良いことがあるんです。一体どうなるのか、高校生のお兄さんとお姉さんたちが、教えてくれますよ」という櫻井幼稚部長の説明で、園児たちの前に高学年労作委員会のメンバーが登場しました。

高学年労作委員が作成した紙芝居

「ペットボトルのキャップを捨てずに集めるとリサイクルができ、アフリカなどの子どもたちを救うワクチンを買うことができます」と、自分たちで作成した紙芝居を見せながら説明を行う労作委員会のメンバー。「では、1本のワクチンを買うためには、何個のキャップが必要でしょう」。100個、400個、800個の三択で、多くの園児が100個と回答します。「正解は、800個です!」という説明に、驚きの声を上げる園児たち。そして実際に袋に詰めた800個のキャップを、一人の園児に持ってもらいました。「重い」と答える園児に対して労作委員のメンバーが「でも、これで一人の命が救えるんです」と説明すると、他の園児たちもエコキャップ活動の意味を理解したようです。「飲んだ後のキャップを取っておいてください。よろしくお願いします」というメンバーからのお願いに、園児たちも「はい!」と元気よく答えてくれました。夏休みは頻繁に水分を口にすることになりますが、園児たちも高学年生から言われたお願いを、忘れずに守ってくれるのではないでしょうか。

労作委員長 平山雅也さん(12年生)

終了後に、労作委員会の委員長を務める平山雅也さん(12年生)と、指導にあたっている高学年の内田広之教諭からお話を伺いました。労作委員会ではこのボトルキャップの回収を年に2回行っており、1年で45リットル入りのポリ袋に約80袋のボトルキャップが集まるそうです。
「高学年が行うエコキャップ活動を下の学年にもよく知ってもらいたいという思いから、まず幼稚部での啓蒙活動を始めることにしました」と語る内田教諭。自身が3年前まで幼稚部の教諭だったこともあり、今回説明を行った生徒たちには「言葉はもちろん、何か目に見えるものがあったほうがいい」とアドバイスしたそうです。

高学年 内田広之教諭

そこから、生徒自身が絵の内容を考えたり、実際に回収したボトルキャップを持ってもらうといったアイディアが生まれました。「今回は高学年の生徒が幼稚部に来て説明を行いましたが、ゆくゆくは高学年生が中学年で、中学年生が低学年で説明するような活動にしていきたい」と語る内田教諭。平山さんも「高学年が労作委員会でどのような活動をしているのかを、話し合ったり、共有できる場があるといいですね」と語ってくれました。そうしたつながりができるのも、K-12の良さに違いありません。

手作りの紙芝居で発表を行った高学年労作委員のメンバー