町田市の自衛消防技術発表会で最優秀賞を受賞。優れた消防隊員の充実が、玉川学園の誇りです。

2015.10.06

町田消防署と町田防火管理者研究会の主催で毎年行われている自衛消防技術発表会。今年度は9月25日(金)に三井住友海上玉川研修所グラウンドにおいて開催され、玉川学園自衛消防隊が1号消火栓の部で最優秀賞に輝きました。
防災への意識の高まりから、消防技術に対する関心が高まっています。特に教育機関や商業施設など、多くの人が集まる場所では、「自分のところは自分で守る」という自衛消防の考え方に基づき、火災などの災害初期における通報、初期消火、避難誘導といった知識を持つ人材が欠かせません。この自衛消防技術発表会では、町田市に拠点を置くさまざまな企業や団体が、日頃取り組んでいる消防訓練の成果を発揮するものです。玉川学園も夏の暑い時期から、忙しい業務の合間を縫って訓練に取り組んできました。

発表会当日は朝から雨が降り続く、最悪のコンディション。それでも出場する隊員を応援しようと、玉川学園からも多くの職員が駆けつけました。

自衛消防隊は指示・命令する「指揮者」、放水などを担当する「1番員」、そして1番員の補助や伝令役となる「2番員」の3名で構成されます。そして、災害時に消防隊や救急隊が到着するまでに行われる初期消火および救命活動が正しくできているかで競われるのです。本来は消火栓の部と応急救護の部で実施されるのですが、雨天のためこの日は消火栓の部のみで実施されました。玉川学園の順番になり、技術を披露する隊員たち。地震によって火災が発生、身の安全を図りつつ消火活動を行うという設定です。きびきびとした動きで放水し、大きな声が会場に響きます。雨で湿った芝は滑りやすいのですが、実際の火災現場ではさまざまな状況が想定されるもの。こうしたアクシデントにも対応することが求められます。こうして玉川学園自衛消防隊の演技披露が終了し、会場からも大きな拍手が送られました。

今発表会に出場した隊員たちに話を聞きました。「練習の段階から、常に実際の火災なら自分はどう動くかをイメージしながら取り組んできました。緊張しましたが、それがいい方向に作用して、自分でも驚くほど声が出たと思います。とにかく今日に至るまで、楽しく取り組めたことが良かったですね(指揮者・清田えりなさん 人事部人事課)」、「運動も得意ではないし声も張れないので最初は不安でしたが、このメンバーで取り組むことができてそれを乗り越えられました。放水がなかなか上手くいきませんでしたが、先輩のアドバイスもあり、最後の一週間でできるように。今回の成果を、災害の現場でも生かしていくつもりです(1番員・鈴木優子さん キャリアセンター)」、「訓練を重ねる毎に、技術が身についていく実感がありました。自衛消防の大切なところは、今回の採点基準にも入っているように、一つひとつの動作をきちんと行うこと。今後もそれを忘れないようにしたいですね(2番員・清水麻以さん 教学部学務課)」。また、指導を担当した総務部総務課の坂田昭彦さんも「練習段階から常に一生懸命で、こちらもその気持ちに応えなければという思いで指導をしてきました。練習を通して成長した彼女たちに、むしろ私のほうが感謝の気持ちでいっぱいです」と語ってくれました。

結果発表は演技終了後すぐに行われました。出場した自衛消防隊が一列に並ぶ中、最初に読み上げられたのは「学校法人 玉川学園」。やりました! 最優秀賞です。2013年度に学生防災ボランティア隊が受賞して以来2年ぶり、通算13回目の最優秀賞受賞となりました。特に女子隊員のみでの最優秀賞は2007年度以来8年ぶりとなります。
何よりもうれしいことは、今年もこうして優れた自衛消防隊員が玉川学園に加わったことです。

1992年に初めて自衛消防技術発表会に出場して以来、玉川学園では多くの教職員がこの訓練を通して消防技術を習得してきました。この大会はあくまで目標。今後いつ起きるかわからない災害に対応できる力を養うことがなによりも大切なのです。
現在も80名以上の経験者が玉川学園内の各部署に所属しています。これにより、万が一学園内で災害が発生したとしても、きちんと対応できる防災リーダーがキャンパス全体にいるのです。これは多くの学生・生徒を預かる教育機関としては当然の責務であり、「安全・安心なキャンパス」を実現するための重要な取り組みの一つ。防災リーダーの存在は、玉川学園が誇れるもののひとつです。今後も日常の防災訓練に加え、自衛消防隊員の養成訓練を通して、より多くの防災リーダーを育て、防災体制の強化を図っていきます。