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NASAのスタッフが玉川を訪問。講演会の他、研究の見学などで多くの生徒と交流を深めました

2016.03.01

2月10日(水)、アメリカ航空宇宙局(NASA)の高官が玉川学園を訪問。
国際バカロレア(IB)クラスに在籍する生徒およびSGH・SSHプログラムに関わる生徒を対象に、講演会を行いました。

今回の講演会は2013年にNASAのボールデン長官が玉川学園で講演を行ったという経緯もあり、実現につながりました。
この日はNASAの科学観測研究室副長官であるジョン・グランスフェルド氏(元宇宙飛行士)による講演の他、人事・物資担当兼科学観測担当長官補佐のアンドレア・ラザギー氏がロボット・サンゴ研究の見学を、科学観察天文研究室室長のポール・ハーツ氏が植物工場の見学を行いました。

NASA高官による講演会という貴重なチャンスに、会場となった中学年の講堂には続々と生徒が集まってきます。
この日の講演タイトルは「The View from Above : How NASA Science and Human Space Exploration Impacts Our World(宇宙から見た地球:なぜ、NASAの科学と人類の宇宙探査は我々の世界に影響を与えるのか)」。12年生の英語による司会進行で、講演はスタートしました。
まずはこの日の感謝の気持ちを、玉川学園の生徒たちが「歓迎の歌」で表現しました。このおもてなしに、グランスフェルド氏には、少し驚かれた表情も見られました。

これまで宇宙でのミッションに5回参加したグランスフェルド氏は宇宙飛行士、科学者、そしてNASAという組織の牽引役など、さまざまな分野で活躍されてきました。この日の講演は「我々はどこからやって来て、どこへ行こうとしているのか。そして宇宙には我々以外には存在しないのか」という根源的なテーマから、宇宙に関するさまざまなお話、地球環境に関する話題を英語で説明し、生徒たちは通訳なしで熱心に聞き入っていました。

グランスフェルド氏の講演の後、生徒たちから「宇宙にはどのような資源があるのでしょうか?」といった宇宙に関する質問などがあり、その一つひとつに丁寧に答えてくださいました。

グランスフェルド氏が講演を行っている同じ時間帯に、サイテックセンターとFuture Sci Tech Lab(植物工場)では、NASAおよびアメリカ大使館の方々に自由研究の内容説明や施設見学が行われました。これはNASAの皆さんから「玉川の生徒と直接交流したい」という要望を受け、見学ツアーが企画されたものです。

サイテックセンター1階のロボット工房では、ロボット部の高学年生徒が製作したサッカーをするロボットや、レゴ・マインドストームを使用したロボットについての説明を行いました。これらは2年前、アメリカのオバマ大統領が来日した際にも実演したものです。
ラザギー氏からは製作には、どれくらいの時間がかかったのかや、チーム内での役割などについての質問がありました。

また同じ施設の3階では、サンゴを養殖し石垣島の海に移植する研究について、中学年と高学年の生徒が英語で説明を行いました。

一方、Future Sci Tech Lab(植物工場)では農学部の渡邊博之教授の案内で、LEDを使用した完全人工光型植物栽培システムの見学が行われました。どんな環境でも新鮮な野菜を栽培できるこのシステムを、NASAの皆さんも興味深く見ていました。
また農学部の学生からも宇宙ではどのような植物が必要とされるのかといった質問が寄せられました。

短い時間ではありましたが、世界の宇宙計画をリードするNASAの方と接することができました。
この日のプログラムは、生徒一人ひとりにとって貴重な体験と今後の刺激になりました。

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