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鍛冶屋 No.18
幼童家庭教育用絵図のうち衣喰住之内家職幼絵解之図
鍛冶屋

曜斎国輝(二代)画
文部省発行
木版色刷36×24cm
1873、1874(明治6、7)年頃

1868(明治初)年、文部省は学校教育で使用する教科書や掛図に加え、家庭を中心にした利用を目的とする錦絵を刊行した。1873(明治6)年の「文部省布達第百二十五号」によれば、この錦絵は幼年期における家庭教育、特に小学校へ入学する以前の教育の重要性を考慮してつくられたものである。体裁は縦約36cm、横約24cm、1枚あるいは2枚続きの木版色刷りで、画面右上に「文部省製本所発行記」という朱印が押されているものが多い。

このうち題名が付されているものは「衣喰住之内家職幼絵解之図(いしょくじゅうのうちかしょくおさなえときのず)」(20枚)、「幼童絵解運動養生論説示図(ようどうえときうんどうようじょうろんせつじず)」(1組2枚)だけである。そのほかに農林・養蚕に関する図(16枚)、道徳に関する図(11枚)、西洋の発明家の図(15枚)、数理に関する図(6枚)、力学に関する図(18枚)、器械体操や馬車などの組み立て絵(6枚)、西洋婦人の着せ替え絵(10枚)などがある。このように内容は多岐にわたっているが、なかには数理や力学など、幼年期を対象にするには、かなり高度なものも含まれている。
(教育博物館講師 柿崎博孝)
「全人」2003年10月号(No.663)より

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