生理学・生化学研究

高輝度LEDを用いたイチゴの水耕栽培実験

すべての生物は生体活動を営むためのエネルギーを獲得する機構(代謝系)と恒常性を維持する機構(調節系・生体防御系)を備えています。植物分野では第一に生物有機化学的なアプローチによる新しい雑草防除システムの開発を目的として研究を行っています。具体的には除草剤を始めとする農薬のリード化合物探索を目的として計算化学や標的酵素とのドッキングシミュレーションに基づく分子設計,有機合成を行っています。これらの化合物は各種抵抗性植物や培養細胞を用いた生物試験により活性強度および作用機構の解明も行っています。また,植物病原性糸状菌が生産する生長阻害物質にも焦点を当て,その単離・構造決定を行っています。

カロチノイド生合成阻害型化合物の白化作用 (左)未処理 (右)化合物処理

第二に、種々の光刺激に対する植物の反応、光シグナル伝達システム、花芽形成など植物の光形態形成などに焦点を当てて研究を進めています。さらに、こうした植物の光反応を応用した新しい植物栽培システムや効率的な野菜工場の開発をめざしています。一方、動物分野では、恒常性維持のための生体防御を中心とした研究を展開し、バイオファクターによる食細胞系の調節、脳神経細胞による免疫調節などが行っています。各テーマともに、細胞間、細胞膜、細胞内レベルの情報伝達機構の解明を基盤とした研究手法で進展しています。

所属教員

  • 大橋 敬子 教授(修士課程)
  • 薬袋 裕二 教授
  • 渡邊 博之 教授(修士課程)
  • 佐藤 一臣 准教授