教育学専攻(修士課程)

入学者受入れの方針(アドミッション・ポリシー)

教育学研究科教育学専攻は、修了認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)及び教育課程の編成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)に基づき、入学者受け入れ方針を以下に明示する。

  1. 本学創立の理念である全人教育の精神に関して基本的に理解している人
  2. 教育学研究の基盤となる、次の基礎的知識を2つ以上の領域で持っている人
    1. 教育の理念並びに教育に関する歴史および思想に関する内容
    2. 子どもの発達および学習の過程に関する内容
    3. 教育の社会的、制度的または経営的事項に関する内容
    4. 教育課程の意義および編成に関する内容
    5. 教育の方法および技術に関する内容
    6. 教職の意義に関する内容
    7. 国際バカロレアに関する内容
  3. 教育学研究を進める上で必要とされる外国語に関する能力を持っている人
  4. 研究者、社会人として求められる研究への意欲およびコミュニケーション能力を持っている人

これらの知識・能力は、申請書類、筆答・論述試験および面接・口述試験で総合的に評価します。

教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)

教育学研究科教育学専攻は、修了認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)に基づき、教育課程の編成・実施方針を以下に明示する。

  1. 学部教育によって得た教育学的基礎能力を土台に、教育諸科学における理論的研究を深める教育学基礎科目群を配置する。
  2. 修士課程修了者として現代社会で必要とされる、幅広い教養、コミュニケーション能力、論理的思考力を培う関連科目群を配置する。
  3. 社会における教育実践の諸課題を発見し、その課題の本質を追究し、問題解決へと導く力を培う教育学発展科目群を配置する。
  4. 研究の成果を修士論文としてまとめるために、個別的かつ継続的な指導を行うことが可能な特別演習科目群及び修士論文を配置する。

修了認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)

教育学研究科教育学専攻は、「人材養成等教育研究に係る目的」に向けて、次の学修成果を果たし、教育学研究科教育学専攻のカリキュラムにおいて所定の単位を修得し、かつ修士論文の成果の審査および最終試験に合格した者に修士(教育学)の学位を授与する。

〔知識・理解〕
・教育学研究の意義、目的、手法等を正しく理解し、自立した研究活動を行なうことができる。

〔汎用的技能〕
・教育実践および教員養成課程の諸課題を発見し、課題を解決することができる。

〔態度・志向性〕
・社会で必要とされる幅広い教養、コミュニケーション能力、論理的思考力を持ち、社会的責任を持って社会発展に積極的に関与できる。

人材養成等教育研究に係る目的

教育学研究科は、本学創立の理念である全人教育の精神に基づき、全人的な陶冶を基本理念として、教育学的理論と教育的実践力の融合に努め、学部教育によって得た教育学的基礎能力を土台に、高度な専門的知識と実践的指導力を有する人材の養成を目的としている。 教育学研究科教育学専攻においては、教育学的基礎能力を土台に、次のような研究者並びに高度専門職業人の養成を目指している。

  1. 教育諸科学における理論的研究を深め、教育学研究に貢献する研究者の養成。
  2. 教育学的基礎能力を土台に、初等教育領域における実践的な研究を通じて初等教育の改善に資する高度職業人の養成。
  3. 教育学的基礎能力を土台に、乳幼児教育領域における実践的な研究を通じて乳幼児教育の改善に資する高度職業人の養成。
  4. 教育学的基礎能力を土台に、IB(国際バカロレア)教育領域における実践的な研究を通じてIB(国際バカロレア)教育の改善に資する高度職業人の養成。
  5. 学校教育等における実務経験を土台に、教員養成課程において必要とされる実践的な研究を通じて教員養成課程の改善に資する高度職業人の養成。