学校評価の有効活用

2013.05.23

5月23日、神奈川県立総合教育センターで、新任副校長研修で講師を勤めてきました。神奈川県では大規模な高校や特別支援学校に、校長、副校長、教頭が配置されます。こうした学校管理職の配置や役割は、都道府県によって多少異なります。

研修の内容は「学校評価をいかした学校経営」です。神奈川県では2011年度から学校の第三者評価(同県では「専門評価」と呼んでいます)を本格的に実施しています。学校評価の中心は教職員が行う「自己評価」です。その上で保護者や地域住民が「学校関係者評価」として自己評価の適切性を評価します。更に、学校とは関わりを持たない者(研究者等)による「第三者評価」が行われるようになっています。

評価は学校を良くするための課題を見つけ、改善に結びつけることが目的です。「あら探し」のためのネガティブな評価では、誰もが評価を嫌がることになります。学校が良くなるきっかけとして「評価」を「計画」にいかしてもらいたいものです。

(教授・坂野慎二)