日本教育経営学会大会に参加・発表しました

2013.06.12

6月7~9日に筑波大学で開催された、日本教育経営学会大会に参加し、個人発表を行いました。日本教育経営学会は、研究者と校長等を主な会員としており、研究と実践とが交わる学会です。

今回の発表題目は、「学士課程及び修士課程における教員養成の考察」です。日本では2012年8月の中教審答申で、教員養成の修士レベル化が提案されました。ドイツでも1999年のボローニャ宣言以降、教員養成の修士化が進められるという共通性があります。両国とも、「理論と実践の融合」、とりわけ実習の重視と教科指導法が問題となっていることは共通しています。一方で、教員に必要な能力を具体的に措定しているのか、実際に授業をする力はついているのか、という点では、相違があるようです。

公開シンポジウムでは、「教育経営における『つながり』の再構築」が、課題研究では「人口減少社会における持続可能な学校経営システムの開発」が、それぞれテーマとして設定されていました。やはり学校教育も大きな変革期に入っていることが確認できました。

(教授:坂野慎二)