平成28年度 修士論文及び課題研究等発表会

2017.02.21

先日1月30日(月)に今年度修了予定の修士2年生の修士論文・課題研究発表会がありました。昨年から5月の構想発表会、10月の中間発表会と2回、先輩方の研究に関する発表を見てきましたが、この日が集大成ということもあり一番緊張されたのではないかと思います。

1年生は毎回の発表にて運営や進行、資料準備などを手分けして行っていますが、私は今回の発表会では司会を担当しました。先輩の表情がよく見える位置にいたため、より緊張がひしひしと伝わってきました。

今回の発表時間は一人あたり20分(15分発表・5分質疑応答)という限られた時間ではありましたが、たくさんの時間をかけて行ってきた研究について、先輩方は熱く話されていました。今年は、国際バカロレア教育に関することや全人教育について、子育て支援やインクルーシブ教育、ラーニングコモンズの利用についてなど、テーマが様々でした。自分の研究について、研究目的や方法、考察などをハキハキと話し、発表する先輩方の姿を見て、相当な時間をかけて研究し、準備してきたということを感じました。特に今回の発表を通して「先行研究を十分に行っているのか」ということが、修士論文の土台になることを実感しました。本論で自分の研究を述べるためには「今までどのような研究が行われていたのか」「まだ研究されていないこと」などを知っておくことが重要です。この部分の解明が先行研究にあたりますが、私は今まさに、先行研究からどのような仮説を立てるのかを模索しているところです。

そして、いよいよ来年度は私たちが研究について発表する番です。思えば、昨年入学してから大学院生活が1年を経過しようとしていることに驚きを隠せません。

総評で教授の方々がおっしゃっていましたが、研究を通して「自分の研究から何を伝えたいのか、伝えられるのか」「どのような仮説を立てたのか」などを明確にし、日々の研究に取り組んでいきたいと思います。

最後になりましたが、2年生のみなさま、発表お疲れ様でした!

教育学研究科教育学コース1年 坂間美紀子