大学院の授業内容とは・・・

2015.07.15

こんにちは!

今回は大学院の授業「教育行政学研究」の内容について紹介していきます。教育行政学研究は、主に現在の教育行政について学んでいます。文献を基に院生同士の話し合いで授業は進んでいきます。
同じ文献を読んでいても、着眼点や捉え方はそれぞれ異なります。例えば、教育委員会について、元大阪府知事、橋本徹氏は「教育委員会は不要である」と主張しましたが、この主張に対して、教育行政をどのように考えていくかで意見は変わってきます。全面賛成なのか、それとも反対か、また一部のみ賛成なのか…。教育委員会というシステム一つにしても、考え方は人それぞれです。

現場的な視点、憲法的な視点、行政的な視点など多角的に見ていくことで、課題や改善策が見えてきます。みなさんは、現在の教育行政についてどのように考えますか?教育行政学の授業を通して、あなたが考える理想な教育体制が浮かびあがってくるかもしれません。

また、大学院での授業は、レジュメを作成することや、発表すること、意見を発することが主となります。つまり、必然的に予習や復習をすることと、自分の意見の根拠となる資料を探し集めてくる学修スタイルが求められてきます。
はじめはこのスタイルに慣れず、悪戦苦闘する日々でしたが、時間を重ねることで着実に自分の力となり、成長していると実感しています

大学院での学修は、このように自分とは違った視点の気づきや、プレゼン力、批判的思考力を身に付けることができます。

(教育学専攻1年K.H.)