大学院ってどんなとこ?

2015.07.31

こんにちは!私はIBコースの1年です!こちらを覗かれているということは、あなたは私の未来の仲間となる人かもしれませんね!そう考えるだけでワクワクしてきますし、記事を書くことが楽しくて仕方ありません!

ところで、この記事の前後にある他の記事は読まれましたか?そこには私と共に学んでいる学生の「生の声」が書かれています。お時間がございましたら是非ご一読ください。

さて、大学院とはどのようなところでしょう?私なりに一言で表すならば「議論の場」でしょうか。「議論の場」というと、堅苦しく感じるかもしれませんが、そんなことはありません。信じられないかもしれませんが、議論そのものが楽しくて仕方がないのです。

ここには、大学を卒業してすぐに進学した者、現役教員、元公務員など様々な人が集まっています。そんな人たちが展開する様々な考え方・視点を持って議論する場は、気づきの宝庫です。「そういう視点があったか!」とか「その考えだとこういう時はどう説明するの?」とか「私の意見とは違うけども、その考えっていいよね。」など、身近な話題から教育学、哲学の話まで全員が意見を持ちあって学びを深めています。このような場は、多様な意見を認める力をつけ、人としても成長させてくれます。

では具体的な中身はどうなっているのでしょう?私たちが行っている議論の多くは、「正解」がありません。これはつまり、答えがたくさんあるということです。全てをご紹介することは出来ないので、実際に取り扱った課題をここに一つ提示します。一緒に考えてみてください。

Q:「グローバル」、「国際」、「単一文化」、「多文化」、これらの関係性をベン図で表して説明してください。

あなたならどのように考えてベン図を作成しますか?それぞれの違いは?関係性は?

ここには正解はありません。たくさんの種類のベン図ができますし、例え一見同じベン図が出来たとしても、考え方が異なればそれは別物なのです。これを他の人に説明したり、相手の考えを聞いたりすることで、さらに学びは深まっていきます。

最後に、作家の井上ひさしさんの言葉を紹介します。

「むずかしいことをやさしく
やさしいことをふかく
ふかいことをおもしろく
おもしろいことをまじめに
まじめなことをゆかいに
ゆかいなことをいっそうゆかいに」(井上ひさし)

まさに大学院はこのようなところです。むずかしそうに見えていることは、ゆかいに議論されています。

(教育学専攻1年S.R.)