日本乳幼児教育学会に行ってきました

2015.12.10

12 月に入り、2 年生たちは修士論文の仕上げの時期に差し掛かり、院生室も先輩たちの頑張る熱気に包まれています。

私は 2015 年 11 月 28 日(土)・29 日(日)に昭和女子大学で行われた「日本乳幼児教育学会第 25 回大会」に行ってまいりました。
こちらの学会は大学院在学者及び修了者や研究者、そして大学や短大で教えられている先生たちだけが入会できるので、学会に参加されているのが実際に教壇に立たれている先生方が多く、院生の身としてはかなり緊張しました。

それぞれのクラスに分かれて行う研究発表では「学生が子育て支援に参加する意味は何か」「0 歳児をもつ母親の子育て上の悩みに関する一考察」などを聞きに行きました。
分析方法や質問項目の作り方など勉強になることが多く、勇気を出して質問をしてみると、発表者の先生が質問項目の選び方など丁寧に答えてくださいました。
その後は先輩の 2 年生が登壇される自主シンポジウムに参加し「保育者の同僚性」について研究ベース、現場ベースの三者三様の個性豊かな発表が奥深く、時間が足りないくらいでした。
学会は雲の上のような先生方ばかりですが終了後に個別にご挨拶させていただいたり、質問させていただける機会があるのが院生にとってはまたとない貴重な機会でもあり、名刺がフル活用されます。
午後は北野幸子先生(神戸大学大学院)の基調講演「保育のグローバル・ガバナンスを考える―領域の専門性の確立をめざして―」を拝聴し、保育の国際比較は日本の保育を再考する手段の一つであることや、日本の保育領域の専門性の確立を常に保育者側に立ってお話ししてくださる先生の熱弁に、一つの方法や思考に凝り固まらない変化していく柔軟な思考を持ち続けていく大切さを再認識した学会参加となりました。

(教育学研究科 1 年 Y・U)