知能機械研究室 「ロボット・スーツ プロジェクト」

2014.05.30

現在、私たちの研究室はロボット・スーツの開発に力を入れ、作業を行っております。従来のロボット・スーツとは人間の身体機能の向上・補助を目的としたモノで、パワーアシスト・スーツ等と呼ばれています。しかし、私たちが目指すロボット・スーツは人間の持つ様々な体の動きを、トレースするという形で記録し、動力を用いて記録した動作を再現することで短期間での学習を可能にするという目的があり、運動の再現をするためのロボット・スーツになっております。このように目的とすることが従来のスーツに比べ変わっていることで、最近様々なメディアに取り上げられるようになってきました。
そこで運動を再現するために運動を記録するための身体機能トレース用ロボット・スーツ(図1)と、その動作を再現するための運動再現用ロボット・スーツ(図2)の2つのスーツを開発しております。

図1 身体機能トレース用ロボット・スーツ

今後はこの2つのロボット・スーツを用いて実験を行い、学会で発表する予定です。
今回はここまでとさせて頂き、次回ではその実験の結果や研究室の様子などをアップしたいと思います。

機械工学専攻 2年 小野瀬 雄大

図2 運動再現用ロボット・スーツ