RoboCup サッカーシミュレーションについて

2014.06.17

私が所属している研究室では、学外活動としてRoboCup に参加しています。
*1ロボカップとは、「2050年、人型ロボットでワールドカップ・チャンピオンに勝つ」ことを目標に設定し、その研究過程で生まれる科学技術を世界に還元することを目的とする国際的ロボット競技会で、国内では毎年5月にRoboCup JapanOpenが開かれています。

Robocupでは様々なリーグが存在し、私はサッカーシミュレーションリーグに学部3年生の頃から参加してきました。サッカーシミュレーションリーグでは2Dリーグと3Dリーグがあり、私は2Dリーグに参加しています。2Dリーグの特徴は、高さがないサッカーフィールドで11対11のエージェントプログラムを動かして戦うことです。

私は、東京工科大学と共同でチームを組んで参加しており、エージェントに人間のように考えるプログラムを実装しています。例えば、ワンツーパスのような複数の選手がお互いの意図を理解して動く戦術プログラムです。私達は、*2人工知能学会の研究会でこの成果を発表しました。

今年行われたRoboCup JapanOpen2014では、上記のプログラムで3位入賞を果たしました。

*1 参考1:http://www.robocup.or.jp/
*2 参考2:https://sites.google.com/site/jsaisigsai/past-meetings/meeting-2013-11

工学研究科 電子情報工学専攻 鈴木 利明