知能機械研究室 「学習する動き」

2014.11.07

前回も軽く記載しましたが私たちが目指すロボット・スーツは人間の持つ様々な体の動きを、トレースするという形で記録し、動力を用いて記録した動作を再現することで短期間での学習を可能にするという目的があり、運動の再現をするためのロボット・スーツになっております。そこで現在ロボット・スーツでは、「ドラムの動作」をトレースする方向で研究を行っております。

図1 トレース用ロボット・スーツ着用時のドラム動作

最近ではエレキドラムの導入にあたり、株式会社ハイリーズの代表取締役兼プロドラマーの友田真吾さんの協力を得て、より研究に励んでいます。 実際にトレース用ロボット・スーツを着用してもらい、スーツの感想や改良点等の意見を頂くことが出来ました。(図1)まだ、関節角度等のデータ採取には至っていないですが、友田さんや軽音楽部の皆さんの協力を得て、ドラム動作を学んで行きたいと考えています。

今後は指摘して頂いた意見を参考に、機構面の改良にあたり、ドラム動作に必要な関節角度をさらに取り入れたいと思います。

機械工学専攻 2年 小野瀬 雄大