工学研究科概要

人間・機械・環境の調和ある発展に向けた研究を促進

修士課程の各コースで開講される授業科目は、他のコースを専攻した学生も自由に受講可能です。また、ロボティクスコース環境エネルギーコースは、機械工学専攻、電子情報工学専攻のいずれの専攻からも選択することができます。

工学研究科は、人類が抱えている諸問題を克服し、知識基盤社会を支えることのできる高度な専門性と豊かな人間性、社会性、グローバルな視野を備えた研究者・技術者の育成を目的として教育と研究に取り組んでいます。修士課程においては、学部での基礎知識と学力を着実に身に着けてさらに発展させることを目指して、機械工学専攻では材料加工システム、環境エネルギー、経営システムの3コース、電子情報工学専攻では、量子情報、メディア情報、ロボティクスの3コースを配置。幅広い学識と専門能力の涵養を図り、高度の専門的な職業を担うための基盤能力と問題解決力を培う教育研究を展開しています。また、博士課程後期は、修士課程の教育研究分野をさらに高度化したシステム科学専攻を設置し、研究者として自立して研究活動を行うに足る高い専門性とともに、知識基盤社会の多様な方面で活躍し得る高度の研究能力と学識を養う教育研究を展開しています。なお、本研究科から発展した脳情報研究科脳情報専攻の完成に伴い、これまであった博士課程後期脳情報専攻は2012年に廃止されました。

学際的な教育研究環境の推進と国内外における教育研究交流

2004年度から、学際的視野をもった人材を育成するために、工学研究科、農学研究科、文学研究科、マネジメント研究科、教育学研究科の枠を超えた学際領域プログラム「人間情報科学」を開設しました。このプログラムを履修する学生は、従来どおり工・農・文・マネジメント・教育の5研究科に所属しながら、各自の目的に応じて分野を超え、5研究科それぞれが用意した共通科目を履修できます。また、「首都大学院コンソーシアム」への加盟、国内外の大学・研究機関や企業との共同研究など、併設の学術研究所との密接な連携によって学外との教育研究交流を積極的に展開しています。

能力や個性に応じた研究・進路指導と様々な支援体制

すべての学生が、指導担当教員の研究室に席を置き、能力や個性に応じたface to faceの研究指導が行われています。知識は各コースの分野をカバーするようにデザインされたコースワーク科目を受講することで、バランスよく習得されます。さらに、各コースでの基本的な知識・技能を確実に身に着けるため、特別演習Ⅰでは学生が自身で課題を設定・実践し、習得した知識と経験を修士1年の11月に発表するプログラムを実施します。そののち、学生が研究に集中して順調に進捗する環境を整えるため、毎年3月に修士1年生の中間発表会を開催しています。加えて、英語は研究を進めていく上で必須の道具であるという認識から、「英語プレゼンテーション」・「技術英語特別講座」を開講し、さらに著名な外国人研究者を招聘し「英語の特別講義」を行っています。進路指導についても、就職アドバイザーが学部の就職担当者と連携し、就職情報の提供や適切なアドバイスを行い、毎年100%近い就職内定率を早期に実現しています。大学院生への経済的支援とともに、教育研究の指導者となるための学習機会を提供するため、TA(ティーチング・アシスタント)制度を設けています。また、優れた博士後期課程の学生や修了生に対して研究支援体制の強化と若手研究者の育成のためにRA(リサーチ・アシスタント)制度も設けています。