山口先生Vol.1:断捨離をしたことがありますか?

2016.05.18

この春、さまざまな事情で転居をしました。新居の専有面積がこれまでよりもかなり小さくなるため、思い切って「断捨離」をしようと決断し、インターネットで「断捨離」について、いろいろと調べてみました。すると、「断捨離」には「仕事の能率が上がる」、「人間関係がよくなる」、「お金が貯まる」など、さまざまな効果があることが書かれていました。そのお蔭で―ほんとうは必要に迫られてのことでしたが―前向きな気持ちで「断捨離」に取り組み始めました。
お世話になった近所の人たち、子どもの友達や愚妻のママ友などにお願いし、相当量の絵本や洋服、おもちゃなどを引き取っていただきました。リサイクル業者に依頼し、家具や家電の一部を処分しました。さらに、レンタカーを借りて、古くなった寝具やじゅうたんなどを市の清掃工場に直接搬入しました。燃えるごみや不燃ごみ、新聞・雑誌など、普段使用している集積場に出したものもかなりの量がありました。ざっと計算して、60ℓのごみ袋100枚分ほどの一般ごみと、300冊近い書籍、400㎏近い粗大ごみを処分したことになります。
しかし、その過程で、最後まで捨てられない「物」がありました。1回は処分することを決め、ごみ袋に入れて封までしたのですが、結局、引き取ってもらった一部を除き、すべてを新居にもっていくことにした「物」があります。この「物」とは、一体何だと思いますか?(ヒント:1つではありません。各家庭で差があると思いますが、我が家では60ℓのごみ袋でおよそ2枚程度の量でした。)