安藤先生Vol8:インクルーシブ教育に向けた「学校の5つのシステム」について考える(第4回)

2016.10.19

今回はチームアプローチについて考える。

  • 今までの学校は教師という同じ役割を持った専門職で構成されていた。辛うじて、養護教諭と栄養教諭の存在はあり、長い間協働してきた。全員が直接的に子どもの指導を担当してきた。
    これからは、カウンセラー、スクールソーシャルワーカー、コーディネーター等のように間接的・専門的に子どもだけでなく、教師や保護者の支援を担当する人材の重要性が認められるようになった。
  • 子どもを取り囲む社会状況と子どもたちの多様化は、多様な外部機関とのスピーディーなチームアプローチを求めている。
  • 担任が一人で問題を抱え込まないという意識改革、保護者を一番のチームパートナーとする意識改革が求められている
  • 会議の負担を減らすために、機能重視のチームを柔軟に編成(構成メンバー、頻度、時間、会議手法)することが求められている