古川先生Vol.1:先生になる!先生である?

2015.05.27

玉川大学教職大学院では、「考える教師・行動する教師をめざすあなたに」をテーマに5つの特色を掲げてカリキュラムを推進しています。7月の採用試験を前に、SM2年生は合格めざして面接試験や模擬授業対応に熱が入ります。「先生になる!」ことと「先生であり続ける!」ことの違いを「分けて考えたことがありますか?」とSM2年生に問いかけると「今、それどころではありません」という答えが返ってきます。もちろん、「先生になる」ための資質を身につけることを学ぶことが目の前の大学院での課題かも知れません。しかし、もう少し視野を広げて考えると、「先生である」ためにどのようなことを自ら力をつけておかねばならないかも大切なことです。授業力を磨く、子どものよさを見つけ褒める。一人ひとりがかけがえのない存在であることに気付かせるなど…。子どもたちから「魅力のある先生」でありたいものです。子どもたちは、毎日ランドセルを背負い、元気よく登校してきます。学級の友だちに会えることも子どもたちにとって、楽しいことです。でも、自分の学級のたった一人の担任は、子どもたちが選んだ担任ではありません。縁あって、担任であり、受け持ちになりました。そのために、どの子どもにも「僕たち私たちの先生は、すてきな先生だよ」と子どもたちが胸を張っていわれる先生になりたいものです。大学院で「教師のあり方と資質の向上」という講座があります。ぜひ、一人ひとりがこの講座でどのような先生でありたいか、そのためにどのようなことを身につれておかねばならないかを考え学んで欲しいと思います。