本年度一回目のFD研究授業を実施しました。

2015.05.28

平成27年5月18日(月)
山口圭介先生担当の「心の教育と道徳教育」の研究授業が実施されました。この講義は今年度、現職1名だけが受講しています。一対一での密度の濃い授業が展開されています。毎回予習レポートが課され、教授からは40~50枚の配布資料が準備されています。全体の第7回にあたる本日は「今日の教育改革と道徳教育」がテーマでした。現在の教育改革の方向や教育課程の改訂、道徳の教科化に向けた動きの中で、道徳教育に求められている期待や役割について考え、その実現の方策を検討することがねらいです。受講生は道徳の教科化に向けた動きについて、1200字程度であらかじめまとめてきました。それをふまえて、次のような流れで講義が進みました。
 1)予習内容の確認・予習内容の補足(道徳の教科化を中心として)
 2)道徳の教科化の原点を探る(今日的な論点と特設「道徳」論争の論点との比較から)
 3)道徳の時間の在り方をめぐって(修身と道徳との違いから)
 4)道徳教育の新たな展望1(人間形成における道徳の可能性)
    道徳教育の新たな展望2(道徳教育とシティズンシップ教育)
 5)復習課題の確認
講義後は、授業者と参観していた6名の教員たちとで活発な討議が行われました。
日々の講義の質をさらに高めるため、教職大学院の教員スタッフも研鑽に励んでいます。