教育連携

学内連携

最先端研究を教育に生かす -脳科学研究所-

脳科学研究所では、脳の高次機能を中心とした脳研究を推進するとともに脳科学の応用面を重視した研究を展開しています。乳幼児の言語発達、認知機能をあわせた研究分野では、その科学的根拠に基づく研究成果を言語教育や認知発達領域にも応用し、学習プログラムの開発へと展開するなど、研究成果による教育への貢献も脳科学研究所の重要な使命として位置づけています。教職大学院のカリキュラムでも「脳科学と教育」といった科目で最先端の脳研究と教育との関わりについて学ぶ機会を設けています。

玉川ならではの教育に触れられる -玉川学園一貫教育-

社会の中では幼小一貫、小中一貫を求める機運が高まっています。これからの小学校教員は幼児教育、中等教育の知識も必要となります。
玉川学園では現在、幼稚園(Kindergarten)から高等学校3年生(12th Grade)を一つの学校として教育活動を展開する玉川学園一貫教育を実践。子供の発達段階に応じて分けられた幼稚部園舎、低学年校舎(小1~小4)、中学年校舎(小5~中2)、高学年校舎(中3~高3)では各年齢段階により効果的な教育手法が導入されています。
同一キャンパスに存在する最先端の教育現場は、発達段階に応じた指導や教育的課題を理解できるだけでなく、教育を横断的に把握する絶好の環境といえます。

心の教育を実践する -tap(tamagawa adventure program)-

発達した情報化社会はウェブやメールなど便利なツールを私たちにもたらす半面、人と人との関係を希薄なものへと変化させています。この社会の変化に伴い、学校現場においてはコミュニケーションの苦手な子供、自分を表現できない子供、心を閉ざす子供の存在が問題となっています。これを受けて玉川では体験学習を通して人間関係やコミュニケーション能力を育むことを目的に、学内にチャレンジロープスコース施設を設置し、独自の心の教育プログラムを展開しています。人と人とが関わり合いながら優れた自己の力を発見していくことを目標とする実践教育「tap」は現在の学校や社会が持つ"心の問題"という課題を解決する教育といえます。教職大学院でも心の教育実践研究のひとつとして「tap」を取り入れています。

いつでも、どこでも学習できる -eラーニングシステム-

玉川大学共通の学習支援ツールとして、既に全学部で使用しているeラーニングシステムを教職大学院でも導入し ます。ネットを通じて教員からの指導・助言を受けることが可能になることに加え、受講者同士のコミュニケーションも実現。いつでも、どこでも学習(予習・復習)できる環境を提供します。

質の高い学習を実現する -充実の施設・設備-

教職大学院生が使用する大学院生研究室(自習室)とグループ学習室を新たに設置。さらに、複数のコンピュータ演習室や語学学習等をサポートする視聴覚センター、理科実験室等を配備し理科教育をサポートするサイテックセンター、日本教育史資料や考古資料等を収蔵し公開している教育博物館など、学習意欲をかき立てる多様な施設が充実しています。また、キャンパス内には学内LANが張りめぐらされ、自由にネットワークへのアクセスが可能です。

教職への道を実践的にサポートする -教師教育リサーチセンター-

玉川大学には、教職をめざす学生を対象にサポートを専門に行う「教師教育リサーチセンター」があります。教職を志望する学生一人ひとりに対するきめ細かい指導や動機付けを行うとともに、さまざまなガイダンスを実施するなど、これまでの教員輩出の実績をベースとした、より実践的な教職サポート体制が整っています。

学外連携

周辺地域の -教育機関との連携-

実習先となる連携協力校の確保においては、東京都、町田市、稲城市、神奈川県、横浜市、川崎市、相模原市の各教育委員会と調整。東京都教育委員会とは2008年2月に、連携についての協定を締結しました。また、「学校課題研究」や学生個々の研究において、現地調査を行う場合は、神奈川県、横浜市、川崎市、相模原市、町田市の教育委員会との協力体制が構築されています。

実績ある玉川の -教育ボランティア-

既設の玉川大学教育学部などにおいては、数年前から学生を教育ボランティアとして連携協力校に派遣しています。派遣された学生は、連携協力校で学校行事や学外体験授業などの補助的業務を担当。それらの業務を通して、教育の現場を体感することができます。