学校課題研究の実証授業に取り組んでいます

2012.09.25

9月3日から19日にかけて、所属校の3年生に対して、学校課題研究の実証授業を行いました。教科は算数、単元は「大きい数のしくみ」です。
私の課題研究は「ICT活用の継続による基礎学力の向上に関する研究」です。授業の中で実物投影機やフラッシュ型教材を活用すること、そして授業時における展開を毎時間同じ順序にすることにより、効果的に基礎学力を向上させることができるかについて検証しています。
全部で10時間の実践を行いました。中には、自分が授業前に思い描いていたとおりにいかないこともありました。例えば、フラッシュ型教材は児童がすらすら言えることを想像していたのですが、実際にはなかなかうまくはいきませんでした。そこで、次の授業では問題をシンプルにして答えやすいようにしたところ、すらすら言えるようになりました。
実物投影機を活用した授業では、児童が自分の考えを説明するのに難しい操作を必要としないため、多くの児童が自分の考えを発表することができました。
実証授業は現職院生の植木さん、ストレートマスター2年の織田君、高田さんにも参観していただきました。実物投影機の活用に重きを置き過ぎた結果、黒板の活用が中途半端になってしまいやすいことや、授業展開ばかりを気にしすぎてテンポが速くなってしまうことに気がつくことができました。
今後はアンケートの分析や単元開始前と単元終了後に実施したテストの分析を通して、研究を深めていきます。

(現職院生・Y.K.)