東京都教職員研修センター実務研修(後半)

2012.09.10

8月、東京都の大学院派遣の現職院生は、実務実習に取り組みました。この実務実習は、「東京都と連携する教職大学院において『共通に設定する領域・到達目標」について」(平成23年5月 東京都教育委員会)に基づき、教職員研修センターでの実習を通して、教員の資質・能力の向上や各地域・学校の教育課題に対応した研修の企画・実施・評価・改善に向けての総合的な視点と実践力を身に付けることが目的です。
実務実習では、主に、教職員研修センターや大学、各研修機関で、研修のサポートをします。
8月30日、31日に渋谷区のオリンピック記念青少年総合センターにて行われた東京教師養成塾の合宿のサポートをさせていただきました。東京教師養成塾は東京都教育委員会が行っている事業で高い志をもった教員を学生の段階から養成し将来リーダーとなる教員を育成する目的があります。


合宿では、主に私たちは受付の補助をしたり、指導案検討の時の助言をしたり、塾生1人1人が充実した学びとなるよう、研修を支えるお手伝いをしました。
30日の午後は代々木公園へ行って野外実習でした。ネイチャーゲームを体験し、自然への共感、一体感を得る活動を行いました。私もグループの1つに一緒に入って活動をしました。セミの抜け殻をさがしたり、カラスの巣をさがしたり、たくさんの自然から学習する活動を学びました。
ネイチャーゲームの後は、遠足や校外学習を行うという想定で代々木公園の実地踏査を行いました。実際に公園内を歩き、どのような活動をするかを考えました。私はグループに入り、集合場所の確認やトイレの場所、どのような活動をして学校に帰ってからどのような活動につなげていくかなどの助言をしました。
合宿に参加させていただき、私が学んだことは、教師を目指そうとしている大学生たちの熱い志を肌で感じ、1人1人の個性を生かして若手教員を育成することが大学院を修了して現場に戻ったとき、私たちがすべきことなのだということです。グループ協議では特別教育実習で学んだことなどを聞くことができました。教師になるために学んでいる大学生達の話を聞き、私たちもこれから若手教員に向けてしっかりと指導をしていかなくてはいけないな、と思った2日間でした。
このような貴重な機会を与えてくださった東京都教職員研修センターの皆様、ありがとうございました。

(現職院生・Y.K.)