夏期集中講義「脳科学と教育」第3日目

2012.08.22

「脳科学と教育」3日目です。本日は玉川大学脳科学研究所の高橋先生をお招きし、自閉症スペクトラム障害を持つ子どもたちのロボット療育についてお聞きしました。自閉症スペクトラム障害の特徴として予測性、いわゆる不確実なものに混乱するという特徴があります。これを改善するために、ある程度決まった動きをし、情報量を減らしたロボットと交流することで不確実性の克服につながるというものでした。実際のロボット療育で使われているロボット「PaPeRo」を見せていただき、その愛らしさと賢さに驚くばかりでした。
午後は大森教授の講義でした。サッカーをテーマに集団戦術のモデル化についてお話をいただきました。サッカーを意図推定と騙しのゲームとしてとらえるのは非常に興味深いお話でした。他者意図の推定方法を状態、意図、行動という三つに分けてそこに関数を適応するというものでしたが、人間の気持ちを計算式で表せるということに驚きを感じました。
明日はMRIの見学などがあるそうなので、積極的に学んで行きたいと思います。


(ストレートマスター2年・H.Y.)