夏期集中講義「コンピュータと教育」第4日目

2012.08.15

この講義も残すところ2日となり、終盤にさしかかってきました。
4日目の講義となる今日は、午前中に教育センターでのICT活用における教員研修のことと、教育の情報化の最新の動向のことについて、ゲストの方を交えて学ばせていただくことができました。ICT操作の研修をするのではなく、どのような場面でICTを活用できるのかということを考えるための研修であるべきだということを学びました。
教育の情報化の最新の動向の説明では、文部科学省が行っている学校における教育の情報化に関する調査のデータを元にして今後どのように整備していくのかということを考えているということを学びました。そこで驚いたことが、わが国では児童生徒向けのコンピュータ6.6人に1台が全国平均のところ、現職の先生方の学校の中には2桁人数に1台という計算がされている学校があることでした。
続いて午後に行ったことは、校務支援システムについてのことと、それを活かした学校経営についてのことでした。校務を情報化することにより、転記・点検する作業時間の削減や、統計の自動処理化等の効果があることを知りました。この効果により教職員間や教職員・保護者間で共有する情報の充実や情報共有が増加することによる相互の気付き、校務の処理時間の短縮による時間の使い方の変化、業務の正確性の向上、学校からの情報発信が増えることにより保護者や地域住民の学校への理解が深まること等が期待されることを学びました。現職の先生方の驚きを目の当たりにし、簡単にできて多くの効果が生まれる校務支援システムを取り入れないことはもったいないことだと思いました。
明日はこの講義の最終日となります。そして、グループ発表の日でもあります。閉館まで残って計画を練っているグループが多くありました。各グループの発表を通して情報の共有をしたいと思います。
最後に、この講義をしてくださった堀田先生をはじめ、来ていただいたゲストの方に心より感謝します。時間を割いて下さってありがとうございました。

(ストレートマスター1年・T.H.)