講演会に参加しました(2)

2012.07.25

7月24日(火)に、玉川学園低学年ホールで行われた、関西大学総合情報学部の黒上教授の講演会に現職院生5名、ストレートマスター2名の計7名で参加させていただきました。
この講演は、玉川学園K-12プロジェクトの主催で玉川学園の先生が多くいらっしゃる中、参加の許可をいただき共に学ばせていただきました。
講演タイトルは「思考スキルを育てる授業」です。黒上先生がお話しされたこととして、考えることにも基礎基本があること、もう少しブレイクダウンして別の言葉で考えてみる、などがありました。 黒上先生が関わっていらっしゃる関西大学初等部では数多くある思考スキルを6つに精選し、「ミューズ学習」という対応するシンキングツールの使い方を習得する学習が行われています。
講演の途中で、実際にシンキングツールを使った演習を行いました。ベン図を使って比較・分類をしたり、バタフライチャートを使って理由づけ・多面的に見る・多角的に見たりしました。大切なのは、これらをやることだけではなくてこれを生かして次につなげることが大事です。(例えば、ベン図で比較分類したものを使って文章にしてみる、など)
シンキングツールは様々な教科・場面で何度も使うことで定着を図ることが大切であると学びました。
私自身、自分の指導について見直してみると「考えてみましょう」という言葉を多用していたかもしれません。しかし、実は「どのように」考えるかを教師が意識化することで子どもも意識化し、思考スキルを高めることにつながるのだなと思いました。
最後に、このような機会を与えてくださった教職大学院の堀田教授、ならびにご講演いただいた黒上先生には感謝申し上げます。ありがとうございました。

(現職院生・Y.K.)